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《ブラジル》医療従事者から先住民にコロナ感染拡大か

 アマゾナス州内陸部のサンガブリエル・ダ・カショエイラ市(SC)で、先住民の間にコロナ感染者急増中と22日付現地サイトが報じた。
 同州内陸部にはコロナウイルスへの感染率や死亡率が高い市が集中している。中でもSCは10万人あたりの感染者発生率が999に達し、少なくとも15人が死亡している。先住民リーダーによると、死亡後、検査さえ受けずに葬られた人もおり、実際の死者の数はもっと多いはずだという。
 先住民へのコロナ感染は感染病の専門家が最も懸念する事の一つだ。2010年の国勢調査によると、SCは先住民が76%を占めており、国内でも先住民の割合が最も高い。同市住民の半分以上は郊外に住んでおり、舟か飛行機でしか行き来出来ない。
 先住民は感染症一般への免疫がほとんどない上、様々なものを共有する文化があり、医療体制も脆弱なため、感染が始まればあっという間に拡大する。


 コロナ感染が始まる前から、呼吸器疾患は先住民の間の死因の最たるものだった。現在は、人工呼吸器に使う酸素さえ不足し、医師達が購入のためのカンパを募らなければならない状態だ。
 同市での感染は当初、市街地に限られていた。だが、先住民の部落への感染が日に日に広がり、部落全員に感染が広がったところもあるという。
 だが、733の部落に割り当てられた検査は200件分しかなく、感染の実態はおろか、死者の実数すらつかめていないという。
 先住民への医療サービスは保健省の管轄だが、死亡する2日前に舟の操縦者が複数の部落を回っており、同地を訪れた医療従事者が感染を広げた可能性があるという。

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