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□コロナ禍緊急日誌□「生きているか。ブラジルは大丈夫か?」

廃刊を伝えるバンクーバー新報のサイト    ◎
 最近、日本の家族、友人から「生きているか。ブラジルは大丈夫か?」というメールを連日受け取っている。感染者が世界第3位、死者は連日1千人超というニュースが日本語でも飛び交っているおかげだ。幸いなことに、編集部からは入院者も死者も出ていない。一昨年末にサンパウロ新聞が廃刊して一紙だけになったが読者はさほど増えず、もともと経営危機だったところへ今回のコロナ危機…。広告はゼロ、印刷版を休止した3月25日から1カ月余りの購読料収入もゼロに。だが5月5日付けから印刷版を再開し、あちこちの読者から喜びの声が届くのは、邦字紙記者冥利に尽きる。とはいえカスミを食っているわけではなく、経営の成り行きは非常に気にかかっているところだ。
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 コロナ禍真っ最中の4月30日、41年間の伝統を持つカナダの「バンクーバー新報」が廃刊を発表した。海外邦字紙業界に激震が走り、お互いの安否を確認するメールが行きかっている最中だ。そんな時、福岡市の協力者が日本政府から給付された支援金から15万円を先週、ニッケイ新聞に寄付してくれた。それに続き、今度は東京に住む有志も寄付したいと申し出てくれた。本当にありがたい。ブラジルに強いつながりと深い理解を持つ人物だ。このような厚意に応える意味でも、できる限りがんばらねばと襟を正す思いだ。

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