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《ブラジル》文化芸術関係者にも支援金=今回も600レアルずつ3回

 上下両院が可決していた、コロナウイルス禍に伴う文化芸術関係者への30億レアルに及ぶ緊急援助金に関する法案を、ボルソナロ大統領は6月29日に裁可。これにより、フリーの文化・芸術関係者に支援金が支払われることになった。6月30日付伯字紙が報じている。
 新型コロナウイルスの犠牲者となった作詞家にちなみ、「アウジール・ブランキ法」と名付けられた法案は、ベネジータ・ダ・シウヴァ下議(労働者党・PT)が提案したもの。コロナの影響で活動できなくなった文化・芸術関係者への援助金支払いを定めたもので、計30億レアルを国が州や市に支給するものだ。

 30億レアルは50%ずつ、州と市に渡される。その20%は州参加基金(FPE)と市参加基金(MPE)に回され、残りの80%がその州、市で文化・芸術活動を行っている人たちに渡される。
 この分野でフリーで活動する人たちには、失業者や低所得の非正規雇用者などに4月から支払われたのと同様、600レアルずつの3回、合計1800レアルの援助金が支払われることになる。同法案では500万人ほどが受給者対象となると見込んでいる。