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「国外充電」の可能性強まるモロ

モロ氏(Fabio Rodriguez Pozzebom)

モロ氏(Fabio Rodriguez Pozzebom)

 「モロ氏、政界を諦めて米国行きか」。そうした見出しの記事が最近、コラム子の目を惹きつけた。その記事によると、2022年の大統領選で、ボルソナロ大統領の対抗馬にもなりうると期待されているセルジオ・モロ前法相が、家族の願いもあり、政治から離れた世界に身を置くよう求められ、米国に移住して生活するかもしれない、ということだ。「良いアイデアではないだろうか」。コラム子は読んでそう思うだけだった。
 以前からこの「記者コラム」を読んでいる人なら分かるかもしれないが、コラム子はモロ氏に政治家としての期待はしていない。元々がラヴァ・ジャット作戦の担当判事として多くの政治家に厳しい裁きをした時に、たまたまその時の国民の本音に応えただけのこと。それは「政治家への警告」ではあるかもしれないが、「政治の実践」とイコールではない。「政治は心が清い人だけがやってほしい」というのは精神論に過ぎず、「いざ、どういう政局運営をするか」までは考えられていない。

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