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レストラン村上が昼食営業開始=ランチミーティング要望に応え

村上強史さん

村上強史さん

 有名和食料理人の村上強史さんがオーナーシェフを務める「レストラン村上」が10日から昼食営業を始めた。メニューはその日の仕入れ品によって変わり、前菜3品、主菜1品、デザート1品が供される。値段は200レアル。要予約。
 9日に行われた記者向け試食会では、前菜に冷やし日本蕎麦、メカジキの南蛮漬け雲丹添え、茄子とマグロの酢味噌和え。主菜に海鮮ちらし寿司。デザートに抹茶アイス餡蜜が供された。

 


 レストラン村上は2019年にサンパウロ市ジャルジンス区に開業。これまでは夕食営業のみ(400~600レ)だったが、企業が密集する同地区の利用者から「ビジネスパートナーとの昼食にぜひ利用したい」との要望が多く寄せられ、昼食営業を開始した。
 「お客様に求められて、新たに料理を作れることに料理人として強い喜びを感じます」と語る村上さん。日本仕込みの確かな調理技術と「医食同源」など料理人としての哲学を持つ。
 営業中は調理だけでなく、積極的に客席に赴いて料理の説明も行い、そのユニークな語り口も評判だ。「持てる技術の限りを尽くしてお待ちしておりますので、ぜひお試しを」と来店を呼びかけた。
 レストラン情報は以下の通り。住所:Alameda Lorena, 1186 – Jardins, S?o Paulo。電話:(11)3064・8868。営業時間:昼食・月から金曜日12~14時30分、夕食・月から土曜日19時30分~22時。

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 レストラン村上の料理には、村上シェフのこだわりが詰まっている。食品添加物は使用せず、出汁昆布は羅臼産。酢飯は硬めに仕上げ、日本から輸入した黒酢「優選」を使う。濃い口醤油を酒、みりん、昆布、鰹だしで煮切って寿司用に。同業者からは「そこまでこだわってもブラジル人には伝わらないのでは?」と疑問視されることもあるが、村上さんは「絶対に伝わる」と目を輝かせ断言する。10日に始まった昼食は、一切手抜きなしの村上料理を体験する良い機会かも。

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