ホーム | ブラジル国内ニュース | アルゼンチンでバッタ大群再発生=ブラジルまで10キロ、不安広がる

アルゼンチンでバッタ大群再発生=ブラジルまで10キロ、不安広がる

アルゼンチンで観測されたバッタ(Divulgacao/Senasa)

 アルゼンチン政府が11月27日に、ブラジルと国境をなすミシオネス州カンポ・ヴィエラ市やイタカルアレ市で新たなバッタの群れを見出し、ブラジルにも注意を促したと11月30日~12月1日付ブラジル国内サイトが報じた。
 バッタの群れが観察されたのは、カンポ・ヴィエラ市の3農園とイタカルアレ市の1農園で、現在はさほど大きな被害は出ていないという。イタカルアレ市は、リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・シャヴィエル市やリンカン・ヴェルメーリョ市と10キロ前後しか離れていない。

 アルゼンチンの国立健康と農業食品品質サービスセンター(Senasa)によると、今回のバッタの群れは8月に観察されたもののように長距離の移動はしないタイプ。リオ・グランデ・ド・スル州に被害が及ぶ可能性は少ないようだが、両国の技師達は必要な措置を速やかにとれるよう、群れの観察を継続すると共に、バッタの群れを見つけたらすぐ報告するよう、農家に要請した。
 アルゼンチンは今年のはじめからバッタの大群の観察を続けており、8月までに同国を横切った群れは、パラグアイとの国境付近の同国北部を中心に九つあった。
 8月に見つかった群れは今回の群れ以上の被害をもたらしたが、天候悪化や薬剤散布などで、リオ・グランデ・ド・スル州に被害が及ぶのは回避されていた。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • アルゼンチン=「マファルダ」作者、キノ死去=国連キャラクターで世界的存在に2020年10月1日 アルゼンチン=「マファルダ」作者、キノ死去=国連キャラクターで世界的存在に  アルゼンチンが生んだ世界的な風刺漫画「マファルダ」の作者、キノが逝去した。9月30日付現地紙サイトが報じている。  キノの死は、彼の担当編集者のダニエル・ディヴィンスキー氏が、9月30日にツイッター上で明らかにした。死因は明らかにされていないが、数年前から脳血管障害 […]
  • 人マチ点描=200レアルもう見ましたか?2020年9月18日 人マチ点描=200レアルもう見ましたか?  今月から市中に出回り始めた200レアル札。注目の裏面図柄には「タテガミオオカミ」(lobo-guará)が採用されている。「絶滅危惧種」ではないが、南米のみに生息する貴重な野生動物。ブラジル中部および東部を中心に、アルゼンチン北部、パラグアイ、ボリビア東部にも。ただし […]
  • 《ブラジル》バッタ大群が国境再接近=農薬散布用に400機待機2020年7月23日 《ブラジル》バッタ大群が国境再接近=農薬散布用に400機待機  バッタが再び、アルゼンチン側から国境に再接近していると21日付のエポカ誌が報じている。以前接近が報告された6月24日のウルグアイ領130キロ地点よりも近い、120キロ地点で観測された。  バッタはパラグアイで発生し5月中旬にはアルゼンチンへ到着、農作物への多大な被害 […]
  • 日本製品をブラジル市場に=ネパール商人サプトカさん=コロナで足止め、商魂光る2020年7月9日 日本製品をブラジル市場に=ネパール商人サプトカさん=コロナで足止め、商魂光る  サンパウロで外出自粛が始まる6日前の3月18日、日本製の健康グッズを携え、ブラジルでの市場開拓に胸を膨らませ初めてグァルーリョス空港に降り立ったネパール人がいる。カトマンズを拠点に『より明るい未来の生活マーケティング社(Brighter future life […]
  • 《南米》バッタの大群襲来に怯えるウルグアイ=パラグアイ、アルゼンチンに大被害2020年6月25日 《南米》バッタの大群襲来に怯えるウルグアイ=パラグアイ、アルゼンチンに大被害  南米パラグアイで発生したバッタの大群は、すでにアルゼンチンに到達し、ブラジルやウルグアイとの国境地域に移動し始めたと23日付ブラジル国内サイトが報じた。  アルゼンチン農務省や農家によると、パラグアイから南下したバッタの群れは先週末、同国に到着。サンタフェ州やチャコ […]