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《記者コラム》メッキが剥げた?「救世主」モロ

モロ氏(Antonio Cruz)

モロ氏(Antonio Cruz)

 「これで22年の大統領選はかなり微妙だな」。最近、そんな風に確信した。セルジオ・モロ氏のことだ。
 モロ氏といえば、伯国最大の汚職捜査「ラヴァ・ジャット作戦」の担当判事として、一時期まではボルソナロ大統領を上回る勢いで国民の人気と尊敬を集めていた。「22年の大統領選に出馬すればボルソナロ氏に勝てる」「ボルソナロ氏がモロ氏を副候補に据えれば再選間違いなし」とまで言われていた。
 ただ、今年の4月、連邦警察の人事をめぐってボルソナロ大統領と対立して法相を止めたまでは良かったものの、その後の「大統領は連警トップの人事に介入した」との立証が、国民全体が見守る中、あまりうまくなかったことでケチがつき、ボルソナロ支持派の反撃を与える隙を作ってしまい、一気に勢いを失ってしまった。

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