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特別寄稿=女性を守って!DVは国の恥=深刻な日本の家庭内暴力問題=関西在住  匿名希望

 日本の女性や子供の社会的立場については世界から見ても驚くほど低いのが現状です。戦後の体制がそのまま根付いており、私の時代でさえ世界からおくれているのを感じます。
 私は3人兄弟の真ん中で育ち上も下も男です。小さい頃から兄は跡取りとなる存在として優遇されます。娘は教育は必要ないと育てられました。結婚したら何があっても帰ってくるなという親でしたから家庭内暴力(DV)の相談なんてできませんでした。なのでDVというのが何かを知らずに私は育ちました。
 加害者である夫と離婚後、理解あるブラジル人と出会い、救われました。当然、相談した後も親は助けてくれませんでした。元夫との離婚はかなり大変なもので普通の離婚は難しい状況というのが弁護士からのアドバイスでした。
 私は現在43歳です。元夫との結婚生活は12年間くらいでした。平成27年に離婚したので8年前です。暴力は5年間弱位でしょうか。離婚成立後、ブラジル人の主人とは結婚して4年位になります。

身体的な暴力受け7年目から離婚交渉へ

モラハラをうける女性(参考写真)

 モラルハラスメント(言葉や態度による嫌がらせ、いじめ)が始まったので、結婚して1年目で離婚しようとおもいました。私が仕事の手伝いがよく出来たので、結婚3年目で彼から謝罪があり一度は許したんです。
 彼は結婚2回目でしたので、以前2人の子供がおりましたが時々しか養育費を払わず、家庭裁判所から書類も来ていました。なので私が払っていました。それは後悔してません。子供は誰の子もかわいいので、時々沢山お金を送っていました。元奥さんから御礼を言われた程です。
 でも私が妊娠して陣痛がはじまると「今から俺仕事やねん」と迷惑そうに言った言葉は忘れられません。今から子供が生まれるのに放置しようとしたんですね。
 古い土地柄の場所だったので、離婚するより変わってもらおうと頑張ったんですが、最終的に許せないくらいの身体的暴力があり、結婚して7年目位に本格的な離婚の話になりました。
 最後の暴力は医師から直接注意されたその日にあったので許せなかったんです。精神的な治療中だったので。
 精神的な病気になったのは、彼の借金やモラハラもありますが、育児を勉強しない人だったので子供に全身おおやけどを負わせたのが原因だったと思っています。
 しかも、その服を直後に剥いだため、皮が服についてめくれてしまい大変な事になりました。ちゃんと勉強していれば防げる事故まで防げない。この後に心臓がおかしくなり内科へいくと医師から精神科を勧められました。
 ただ、離婚は難しく、親の助けがないため自分で事業を起こし、3年くらいかけてやっと離婚届けをだせました。医師から事業は止められましたが子供を守りたくて。
 また元夫は次々借金するんで。子供の世話をしながら家事も全部やり、2年から3年かけて元夫より稼げるようになり、離婚届けを突きつけました。
 いつも「俺の金で飯を食ってる」と言うてましたから、離婚する際には彼の3倍稼いでから「簡単に稼げたわ!」と言って離婚届けを出しました。経済的なDVもあり、私が夫の借金も返しました。

「あざはすぐ消えるが、目に見えない傷は何年も苦しい」

PTSDで苦しむ女性(参考写真)

 暴力があり離婚に至りましたが、当時相談した警察官は「夫婦間の暴力は介入しても無駄」と言う判断で見過ごされ、事件としての証拠すら取ってもらえない状況でした。
 なので、証拠不十分のまま放置されています。あの時、相談した警察官が女性だったら変わっていたかもしれません。
 当然、DV夫から離婚した後、子供の養育費なんてもらえず調停にも苦戦しました。離婚して8年目にしてようやく差押えできました。
 私に収入がなければ子供も餓死するレベルの遅さです。夫は自宅を処分する能力すら無いため、彼に自宅をあげ、女と子供の方が出て行くという海外ではあり得ない話です。
 当然、議員さんにこの件を話し、国会へ実名で意見を届けてもらい、現在では役所が養育費を回収する為に介入してくれる法律へ変わりつつあります。まだまだ不十分です。
 ブラジル人の主人がいなかったら私も死んでいた、と思うほど日本はシングルマザーにキツイ国です。まだ、今でもそうです。ブラジル人の夫は日本にきてから外国人差別を受けました。日本人男性は外国人にきついです。多様性をみとめないのが日本。
 しかし、私達夫婦は支え合い、日本である程度の生活を維持する事になります。念願のマンションを購入。私は安心感からPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症しました。仕事場への嫌がらせ、看板を壊された事もありましたが警察は来ませんでした。
 ブラジル人の夫と結婚してから、PTSDで夜中にさけぶ、泣くなどはしょっちゅうでした。悲鳴が隣の部屋で寝ていた妹まで聞こえるくらい、PTSDがとにかくひどくって仕方ないです。自分は強い方だと思いますが、かなり耐えすぎて心のほうが…。
 無意識に叫ぶんで、主人は結婚当時寝れなくて困ってました。起こそうとすると「don’t touch me!」って言われたそうです。後遺症のほうが私達にとっては辛いです。身体についたあざはすぐ消えるんですよ、目に見えない傷の方が何年も苦しいんです。
 優しいブラジル人の性格に癒され一年近くたった頃には仕事が普通にできるようになり回復していました。

神戸市窓口のミスで加害者に住所漏洩

夫から暴力を受ける女性(参考写真)

 その矢先、元夫から自宅を突き止めたような書類が送られてきました。
 神戸市の情報漏洩が発覚。私は過呼吸で三回意識を失いかけるような発作にみまわれ、神戸市からのアドバイスで裁判所に接近禁止命令発令の申請を出す手続きにいきます。
 これがまた大変なんです。どんなに直近でボコボコに殴られた女性であっても、接近禁止命令はなかなかでないんです。弁護士が書いてもなかなか受けてもらえないそうです。何のための書類か私にはさっぱりわかりませんでした。
 かなりの書類をかかされ、寝ずに、また仕事を休んでまで時間をかけて書類を作成します。凄い枚数です。それを助ける支援センターもありますが、クソの役にも立たないのが状況です。17時になると支援センターも閉まるようで早く帰りたそうな人が支援してくれました。
 アホ程書類を書き裁判所へいくと、「これは警察の仕事です」と言われます。あっさり数日(2週間)かけて完成した書類を蹴られます。
 しかし、警察へいくと「これはうちではありません。裁判所へ行ってください」と、「たらいましの刑」が待ち受けています。
 そして、更に警察官によって言葉の暴力を受けます。「本当に暴力があったんですか?」
 こんな話は同じ被害者はほぼ全員受けていると思います。
 丁度私が被害にあった頃は、日本にDV被害者を支援するシステムが出来た当時で、警察官でさえ法律が変わったことをしりませんでした。
 丁度、そんな時期に被害にあった方々は私と同じ目にあっていると思います。ヤフーニュースみるたびに一緒だとおもいましたので。私のように養育費を取れる方も少ないと思います。

警察官は30分間「養育費諦めたら」と説教

警察署の看板(参考写真)

 加害者と関わるだけでめまいや、動悸、過呼吸などとの戦いですから。私も両脇をかかえてもらわないと歩けない程のめまいと戦いながら養育費を差押えました。そんな時でも警察官には「養育費をあきらめたら?」と30分かけて言われましたから。
 幸いにも議員さんがその状況をしり、警察へ行ってくださり、次回近づいたら逮捕と言うことになりました。
 しかし、情報を漏洩した神戸市は「自分達はちゃんと仕事しました!」というような書類をだしてきました。ですが、そもそも窓口の対応がまちがえていて、説明が間違えていたことから情報が漏れていました。
 窓口で対応した方は裁判所にも出てこず逃げたんです。役所の人間には弁護士がつきますからね。ミスが大変なものとなると逃げるんです。お役所仕事ですから。国が無かったことにするんです。
 私達はマンションを購入して約3ヵ月で居場所が加害者へばれ引っ越すハメになりましたが、国から補償なんてありません。
 神戸市が出してきた意見書には「神戸市がミスした証拠をみせろ」というものですが、私は引っ越す前から支援措置を引いており、裁判所では「お役所仕事としかいいようがない、いい加減」という見解で、しぶしぶ最後には市からの謝罪が書かれていました。
 裁判所からこれを好きなように使いなさいと言われマスコミに託す事にしました。
 しかし、日本からではなく世界から袋叩きにしてもらいたい。日本では女性が困っていても、見て見ぬふりで泣き寝入りが普通ですが、世界は違っていました。
 日本人男性達に日本人女性は守れないのですから他国に宅したいという気持ちです。日本の恥だという感覚を日本政府に伝えてほしい。
 日本の少子化は教育資金がかかるから女性が子供を産まないんじゃないんです。たしかにお金の問題も少しはありますが、産んだ後も産む前も守られないから産まないんです。
 戦中、戦後から日本人女性が家庭を守ってきました。離婚すれば女のせい、子供ができなければ女のせい。日本の少子化さえ、結婚できない女のせいにしようとしましたから、はっきり言わせていただきたい。男性が頼りにならないんです! 国のせいです。
 日本は税金を回収するシステムを作るのは早いですが、DVと子供の虐待については後回しです。一部の議員さんが動きはじめましたが実際中身を深く知る人は少ないと思います。
 あまりにDV被害者を馬鹿にしている話です。どうか日本の国内で自分の被害さえ声をあげられない女性や子供達の為に、海外の皆さんから声を上げてください。よろしくお願いします。

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