ホーム | 日系社会ニュース | 高知総会=イベント収入で黒字運営貫く=コロナ禍でも攻めの姿勢崩さず

高知総会=イベント収入で黒字運営貫く=コロナ禍でも攻めの姿勢崩さず

県人会館で開催された総会の様子

県人会館で開催された総会の様子

 ブラジル高知県人会(片山アルナルド会長)は2月20日正午から定期総会を、サンパウロ市南部の同会館で開催した。当日は、マスク着用など感染防止策を徹底して開催。13人の同会メンバーが集まり、2020年の事業報告や会計報告、21年の活動予定、予算などが発表された。
 会計報告では、昨年コロナ災禍でもデリバリーイベントや土佐祭りなど他県人会と比べても一番企画していたことが功を奏して黒字計上できたことを報告。
 同時に、本年もコロナ禍が終息せず本格イベントができないことから、引き続き県人会にかかる経費が財政を圧迫していることも報告された。
 災禍が継続されているため、昨年に引き続きデリバリーイベントを行うことが決まった。4・6・9・12月と3カ月に1回ペースで行うことを一時的に決めた。聖州政府の外出自粛動向に沿って開催を予定。今のところ4月には「パエリア祭り」、6月には「フェイジョアーダ祭り」を行う予定。
 また、当日は元会長の高橋一水氏も参加しており、同氏が「高知県人会として土佐の特産料理も販売してはどうか」と提案、満場一致で同県料理も販売することが決定した。
 また例年行っている慰霊祭や敬老祭は、コロナ患者数やワクチンの動向をみて決定、仮予定を10月として決まった。
 片山会長は総括として、「昨年は皆さんの協力のおかげで、大変な中でも会計を黒字で終えることができました。今年もまだ大変な時期が続くので力を貸してください。昨年に続きデリバリーで頑張りましょう!」と呼びかけた。