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《サンパウロ市》85~89歳の死者51%減少=ワクチン接種と警戒の効果か

85~89歳の死者が減少と報じる17日付G1サイトの記事の一部

 サンパウロ市保健局が17日、85~89歳のコロナ感染症による死者が51・3%減少したと発表した。
 同市保健局によると、この年齢層の死者は、1月146人、2月71人で、明らかに減少した。サンパウロ市では新型コロナウイルスの感染再燃が起き、昨年末以降、感染者や死者、入院患者が増加傾向にあるが、2月の死者は、昨年9月の70人や10月の57人以来の低水準となった。
 市保健局は、同年齢層の死者減少は、2月11日に始まったワクチン接種の結果とみている。それ以外の要因としては、抗体ができるまでは感染予防策継続が必要と指導された事、感染再燃で外出を控えるように呼びかけられていた事などの影響も考えられる。
 だが、社会隔離や予防策の必要はパンデミック当初から言われており、唯一の大きな変化が予防接種だった。接種から抗体獲得までは15日前後必要だ。

 前月比で51・3%という減少幅はパンデミックが始まって以来、最大だ。これまでの最大減少幅は、昨年9月に記録した42・6%だった。
 ただし、コロナ禍により、登記所への死亡届提出期限が伸びている事もあり、最終的な死者の数はまだ変動する可能性がある。90歳以上の死者の場合、当初は1月比で70%減少とされていたが、最終的には55・8%に修正されている。
 なお、サンパウロ市では、85~80歳の入院患者数も、349人から219人にと37・2%減少した。これまでの入院患者の減少幅は昨年9月に記録した39・8%で、入院患者数が最も少なかったのは10月の117人だった。
 同様の報告は国内外でも行われている。ペルナンブコ州保健局は5日、2月第2週は51件あった85歳以上の患者の集中治療室入院要請が、第4週は36件となり、29%減少との予備報告を行った。同州では1月26日から、同年齢層への予防接種を行っている。(5、17日付G1サイトより)

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