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《リオ》4才児殺害容疑市議=26日より罷免審議開始へ=党や法務委員会は既に除名

 リオ市議会は、恋人の4歳の息子を殺害した容疑で8日から逮捕中の市議、ドウトール・ジャイリーニョ容疑者をめぐる罷免審議を26日から開始することを決めた。21日付現地紙が報じている。
 恋人のモニケ・メデイロス容疑者の息子エンリ君殺害事件は、医師から転身した現職市議が4歳の子供に常習的に虐待行為を行った上、エンリ君の死から1カ月もの間、事故死を装い続けたことで社会的な反響が大きく、ブラジルのテレビニュースで連日報道されるほどの事件に発展した。

 ジャイリーニョ容疑者の処分をめぐっては、所属政党の連帯(SD)が逮捕当日に除名処分を発表。リオ市議会でも、同容疑者が所属していた倫理委員会、法務委員会からの除名処分を発表している。
 倫理委員会は21日にジャイリーニョ容疑者の罷免審議を進めるための特別会議を行ったが、同事件を管轄するリオ市警からの報告書を審査するために審議開始を48時間待ってほしいという要請が出たため、実際の審議は26日からとなった。

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