日毎叢書企画出版から『楽書倶楽部』57号が4月15日に発刊された。33作品を収録。
11頁より掲載の「花むこ交換(上)」は、マウリシオ・クレスポさんが民話を分かりやすく書き直し、妻の広川和子さんが訳を手がけたもの。18世紀の中国で起こったと伝えられる話。
毛利律子さんが「日本より独居生活を楽しんでいる人が多いと感じる」という日系コロニアの〝おひとり様〟を考察した『楽書倶楽部で上手な「おひとり様暮らし」を学ぶ』や、理想のお年寄り像を考える金田恵子さんの『老後のヴィジョン』や、抵抗を描く太田英夫さんの『お爺さんの抵抗』など老年に関する随筆も。
末定いく子さんの『私の良薬』では「自粛生活の楽しみの一つ」という珍しいペットとの生活が綴られる。ワクチン接種の体験からブラジルの一長一短を綴った山畑實嵩さんの『ブラジルのいいとこ?わるいとこ?』など。今回は、このほか、コロナ禍に関する作品が多く見受けられた。
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