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《ブラジル》コロナ禍CPIでケイロガ保健相2度目の証言=ルアナ氏や影の委員会を説明

ケイロガ保健相(Jefferson Rudy)

 8日、上院でのコロナ禍に関する議会調査委員会(CPI)で、マルセロ・ケイロガ保健相が2度目の証言を行った。本人がコロナ対策局長に指名し、先週証言を行ったルアナ・アラウージョ氏のことや、「影の委員会」などについて同保健相は質問を受け、委員と激しい言い合いをする場面も見られた。8日付現地紙サイトが報じている。
 5月6日以来、2度目の召喚となったケイロガ保健相は、その間のCPIで話題となったことについての見解などを述べた。
 まず、ケイロガ氏が新たに発足させたコロナ対策局の局長に指名したものの、10日後に解任(指名取り消し)となったルアナ氏に関し、「保健局内の医師たちの間での同意が得られなかった」と語った。
 ケイロガ氏は以前、この人事に関して、「政治的なものではない」と語っており、見解を変えたことになる。
 ルアナ氏は2日、指名だけで任命まで行われなかったことに関し、「ケイロガ氏自身の意図ではなかったと思う」と語り、指名直後から科学的なことに基づいて判断を下す姿勢を明確にしていたことで、何らかの圧力が働いていた可能性をほのめかしていた。

 また、CPI発足当初から話題となっており、先週末にはビデオを通してその存在が確認された「影の委員会」に関しても尋ねられたが、ケイロガ氏は「知らない」と答えた。同委員会の中心人物のひとりと見られるニゼ・ヤマグチ医師に関しても「一度会っただけ」とし、コーディネイター役と見られている大統領特別補佐官のアルトゥール・ウェイントラウビ氏に関しては、「会ったことがない」と語った。
 ケイロガ氏は前回の召喚のときと同様、ワクチン接種の強化を訴え、「年内に国民全員の接種を終わらせる」「ワクチンの国内生産」などについての前向きな姿勢を強調した。
 だが、委員の中にはケイロガ氏の姿勢を不審視する人も少なくなく、厳しい質問が飛んだ。タッソ・ジェレイサッチ上議は、「大統領自身が密を作っているではないか」と語り、ケイロガ氏の権限を疑問視した。
 医師の資格を持つオットー・アレンカール上議が「ワクチンの添付文書を読んだことはあるか」と問い、ケイロガ氏が「ない」と答えたところ、同上議は「わが国の公衆衛生の責任者であるあなたが、説明書すら読んでいないのか」と憤慨し、議論を交わす場面も見られた。

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