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次回大統領選で「第3の候補」が期待できない理由

ルーラ氏(左)(Ricardo Stuckert)

ルーラ氏(左)(Ricardo Stuckert)

 5月以降、来年10月の大統領選の動向を占う世論調査が盛んに行われている。そして現時点ではどの調査においても、ルーラ元大統領が50%にもう少しで手が届くくらいの高支持率で独走中。それを20%台半ばと、ルーラ氏の半分ほどの支持率でボルソナロ氏が追う展開となっている。
 とりわけ上院のコロナ禍の議会調査委員会(CPI)で、あれだけ連日のように保健省や本人が関わる不正疑惑が生じれば、さすがにボルソナロ氏の支持率の低迷は仕方がないところだ。
 だが、人によっては「なぜルーラ氏だけがこのように支持を得るのか」と思う人も少なくはないだろう。「いくらラヴァ・ジャットでの裁判が無効になったとはいえ、ルーラ氏が完全に無実と決まったわけでもないのに」「極右対左派の二極化が問題視されているのに、結局そのままではないか」などの疑問を持つ人は多いだろう。
 以前から指摘されている「第3の選択肢(テルセイラ・ヴィア)」。これに該当する候補を求める必要があるのではないか。一部、政治批評家などからはこうした意見が聞かれることもたしかだ。だが、こと22年の大統領選に関して言えば、コラム子でさえも「テルセイラ・ヴィアには国民の目が向かないだろう」と思っている。
 なぜか。それは前回2018年の選挙で支持率1位だったルーラ氏の出馬が、ラヴァ・ジャット作戦での有罪で取り消されたことによる。

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