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サンパウロ州政府=故間部学氏の妻よしのさん=91歳、初個展14日から=写真=過去に編集部を来社した時のよしのさん

過去に編集部を来社した時のよしのさん

過去に編集部を来社した時のよしのさん

 日系画家の故間部学さんの妻よしのさん(91歳)の初個展『A Arte de Yoshino Mabe(間部よしの)』展を、今月14日から10月15日までサンパウロ州政府文化クリエイティブ経済局を通じて開催する。
 夫や3人の子供と共にリンスから出聖した1957年に制作を始めた最初期の作品から、学氏の死去後に制作した近年の絵画まで30点が展示される。
 展示作品の中には、よしのさんが夫と共にイーゼルを並べて、同時期に同題材で制作にとりかかった静物画や風景画の作品も5組展示され、見所のひとつとなっている。同展でキュレーターを務めるイーノック・サクラメント氏は「2氏の作品は似ているが違う。学氏は被写体をただ模写するのではなく、自由に『表現』するよう促してきたからだ」と解説する。
 さらに「よしのさんは長らく学氏に師事し、断続的ではあるが修練を重ねて来た。学氏の影響も見受けられるが、彼女自身の作風も模索してきた1人の画家だ」と称した。

よしのさんが描いた静物画

よしのさんが描いた静物画

 最初は「学さんが絵を描く所をよく見ていた」というよしのさん。聖市では弟子が数人おり、どう制作するかを観察するところから始まった。
 「妻」であり「母」であり「主婦」である事がよしのさんの日常。午後になってから絵に取り掛かり、少しずつ絵に向き合い続けてきた。
 「私の仕事は光にあわせて色や形を変え、静物に命を吹き込むこと。作品をお見せできるのはとても嬉しいです」と初の個展への歓びを表した。
 師でもある学さんについて「いつも私を支え、絵を描く刺激を与えてくれました。私のキャンパスに一度も修正を加えた事はなく、『こうしたらいいんじゃないか』といった助言にとどめていました」と生前の学さんを想い起こす。
 彼女はこれまで「聖美会」のグループ展やサロン展などでの出展はあったが、個展開催ははじめて。展覧会の入場チケットはSympla(https://www.sympla.com.br/a-arte-de-yoshino-mabe—exposicao-de-artes-plasticas__1331292)から予約が可能。入場は無料。会場はジャルジン・パウリスタ区のギャラリー「JOH MABE Espaco Arte & Cultura」(Av.Brigadeiro Luis Antonio, 4225)。

Sympla予約ページのキャッチ画面

Sympla予約ページのキャッチ画面

 

 

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