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3分でフェイジョアーダ!=カップヌードルが新味発売

肉の旨みと独特のスープが再現されたフェイジョアーダ味

肉の旨みと独特のスープが再現されたフェイジョアーダ味

 ブラジル日清食品有限会社(浅野隆司取締役社長)は、8月に「カップヌードルフェイジョアーダ味」を発売した。
 同社は、これまでブラジルで11種類のカップヌードルの味を発売しており、なかでも元々ブラジル人に親しまれている味であるガリーニャ・カイピーラやカルネ、コステーラなどが特に定評がある。
 今回発売された新味は、フェイジョアーダ特有の煮込んだ時にでる肉の旨味と粘度のあるスープが再現されており、アクセントにスパイスがきいている。更に、具材にフリーズドライの黒豆も入っており、お湯を入れれば3分でリアルなフェイジョアーダの味が楽しめる一品となっている。
 今回開発に携わった同社の三浦由視マーケティング部長(東京都・36歳)にフェイジョアーダを新味に選定した理由を尋ねると、「調理時間が長いのに、ブラジル人に愛され親しまれているフェイジョアーダを、カップヌードル風にアレンジして3分で味わえる商品にする事で、驚きとユニークさをアピールし、カップヌードルを食べたことのないお客様にも手をとっていただければと考えました」と語る。

フェイジョアーダ味を手に取る三浦部長

フェイジョアーダ味を手に取る三浦部長

 商品開発の苦労を聞くと、「リアルなフェイジョアーダの味を引き出す調整に苦労しました。フェイジョアーダ特有の煮込んだスープの粘度と香辛料のバランスを現地社員と調整し、重厚感のある味を再現できたと思います」との手ごたえを語った。
 続けて、「コロナ自粛による自炊疲れが増えている現在、カップヌードルの商品特徴である簡便性は、まさに現在求められている消費者ニーズであり、メイン喫食者である若いユーザーのみならず、忙しいご家庭の主婦層等幅広いお客様に“時間”を提供できると考えています」と述べた。
 カップヌードルフェイジョアーダ味は、8月から「ダイソー」などの各小売店で販売されている。販売価格は、3・99レアル前後。

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