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沖縄県人会創立95周年=沖縄文化センター50周年=オンライン式典で祝う=玉城知事もオンライン参加

乾杯する県人関係者(写真はすべてユーチューブから)

乾杯する県人関係者(写真はすべてユーチューブから)

 「ブラジルに認められたことが、私達に残された最も大事な遺産」―。コロナ禍の中、「ブラジル沖縄県人会95周年&ブラジル沖縄文化センター建立50周年オンライン記念式典」が、10月30日午後7時から同県人会のユーチューブ上でオンライン開催され、高良律正会長は式典あいさつで、そう強調した。式典には母県の玉城デニー知事からもメッセージが贈られ、戦後の救援物資や首里城復興のための支援金がブラジルから送られたことに触れ、感謝の気持ちを表していた。
 
 上原テーリオ式典委員長の司会で行われたオンライン式典は、桑名良輔在サンパウロ日本国総領事、ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、日伯文化連盟の各代表、日系議員ら来賓の紹介の後、先亡者への1分間の黙とうが捧げられた。

祝賀メッセージを贈った玉城知事

祝賀メッセージを贈った玉城知事

 最初にあいさつした高良会長は、1926年8月22日に29人の先人たちが県人会の前身組織(球陽協会)を創立し、初代会長に故・翁長助成(おなが・すけなり)氏を選任した歴史を振り返り、言葉が不自由な先駆移民たちが差別を受けたことにも言及した。そうした中で、県民の忍耐力と相互扶助精神で頑張り続けてきた結果、「ブラジル人から『実直な人』『働き者』と認められました。そのことが私達に残された最も大事な遺産だと思います」と強調。
 現在は各分野でウチナーンチュが活躍、ブラジル社会に貢献していることを喜び、県人会と文化センターの両団体を存続させているすべての人に感謝の気持ちを表した。
 引き続き、玉城知事が祝いのメッセージを述べ、第2次世界大戦直後の救援物資や首里城復興のための支援がブラジルから送られたことに感謝の気持ちを表した。また、沖縄県と海外在住ウチナーンチュを結ぶ「ウチナーネットワーク」継続の大切さに触れた。

あいさつする高良会長

あいさつする高良会長

 さらに、来年が沖縄本土復帰50周年の節目にあたり、第7回世界ウチナーンチュ大会を「ハイブリット方式」で開催予定であることも説明。同イベントへの参加を呼びかけるとともに、ブラジルのウチナーンチュの団結がさらに深まることを期待した。
 県連の市川利雄会長、桑名総領事の祝辞に続いて、島袋栄喜元沖縄県人会長が各種表彰者名を一人ずつ読み上げた。玉城知事からの100歳以上(9人)および90~99歳(148人)の高齢者特別表彰、社会功労者(2人)表彰をはじめ、ブラジル沖縄県人会と沖縄文化センターから歴代会長(2人)、本部功労者(9人)、支部功労者(12人)、故人(13人)への表彰がそれぞれ行われた。
 その後、高齢者を代表して元県人会長の宮城滋(しげる)さんが謝辞を述べ、「これからの時代を担う皆さんに大きな期待を抱いております」と、さらなる発展に期待感を示した。
 記念ケーキの前で乾杯が行われた後、祝賀芸能アトラクションへと移行。「かぎやで風(ふう)」舞踊を皮切りに、「前之浜(めいのはま)」「鳩間節(はとまぶし)」やエイサー太鼓「夢の鼓動」が披露された。
 高良会長らの主導により、恒例の「カチャーシー」となり、各支部の人々も一緒に踊る映像が流されてオンライン式典は締めくくられた。


世界ウチナーンチュの日祝う=若者に沖縄文化伝えて6回目

「新安里屋ユンタ」を三線演奏する各地の若者たち(写真はユーチューブから)

「新安里屋ユンタ」を三線演奏する各地の若者たち(写真はユーチューブから)

 「世界ウチナーンチュの日」イベントが10月31日午後2時からオンライン配信された。同イベントは2016年の第6回世界のウチナーンチュ大会で制定され、10月30日に毎年行われているもので、今年で6回目を迎えた。
 司会進行は、ブラジル沖縄県人会(高良律正会長)の若手メンバーとして、琉球舞踊や三線(さんしん)演奏活動などを行う神谷(かみや)ラファエロさんとパウラ・サユリ屋良(やら)デ・シケイラさんの2人。2016年の同県人会創立90周年を記念して開催された芸能祭「琉球芸能の夕べ」の映像を振り返りながら、沖縄の文化や芸能を紹介した。
 高良会長は開会あいさつで、「琉球舞踊や音楽等を通じて、若い人たちがウチナーンチュの文化をさらに次世代に伝えてほしい」と述べ、同イベントの継続を願った。
 イベントでは、ブラジル琉球舞踊協会による開幕合同演奏「かぎやで風(ふう)」の映像を皮切りに、琉球舞踊「若衆(わかしゅ)ぜい」、沖縄少林流空手道古武道ブラジル重礼館(じゅうれいかん)による「武(ぶ)の舞」や、伝統的衣装の紅型(びんがた)と花笠を身につけて踊る「四つ竹」などが披露された。レキオス芸能同好会、琉球国祭り太鼓のエイサー太鼓や斉藤悟琉舞道場の斉藤代表による「春(はる)」も演じられた。
 また、映像の合間に吉村尊雄(たかお)さんと実知(みち)さんが「新安里屋(しんあさどや)ユンタ」を三線で演奏しながら唄い、オンライン上で各地の若者たちとつながりながら一緒になって合唱。若者同士の絆を深め合った。

 

 

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