ホーム | 日系社会ニュース | 草の根で多目的棟建設計画=日本文化普及するロンドニア日伯協会

草の根で多目的棟建設計画=日本文化普及するロンドニア日伯協会

建設された多目的棟内で演奏する和太鼓グループ「美光嵐」

建設された多目的棟内で演奏する和太鼓グループ「美光嵐」

 在マナウス日本国総領事館(荻野正裕総領事)はロンドニア日伯協会との間で締結した草の根文化無償資金協力案件「ロンドニア日伯協会多目的施設建設計画」の供与式をロンドニア州ポルト・ベーリョ市で10月7日に実施した。
 この案件により175・70平米の多目的施設とあわせてエアコン1台、大型扇風機2台、プロジェクター1台、三脚型プロジェクタースクリーン1個、ホワイトボード1個等が整備されるほか、舗道のバリアフリー化、防犯カメラ6台とDVRセット1台と240mの電気柵の防犯設備等が整備される。
 同協会は創立した約27年前から当地での日本文化普及を続けてきた。8年前から日本食イベントや運動会、盆踊り、日本祭り、日本語講座など開催しており、日本語講座には現在55人の生徒が学ぶ。うち8割超が日本文化を愛する非日系人だという。

記念プレート除幕式の様子

記念プレート除幕式の様子

 日本文化イベントや日本語講座のほか、同協会では和太鼓やよさこいソーラン節グループや合気道の稽古が半屋外施設で実施されていた。今回の多目的施設建設により、講習会や講演会等の質の向上、参加者の増加が期待される。
 玉田マリエラ会長は「多目的棟建設の夢を実現可能にした日本政府の支援に深謝します。当地の多くの人の関心を集め、日本文化、本協会の活動を広める文化祭りを皆さんと共に開催できるよう、パンデミックが直に終息することを願います」と締めくくった。
 荻野総領事は同州の日系社会の歴史に触れ「1954年に180人が移住してから誠実・勤勉さをもって同州の発展に貢献し信頼を得てきました。日本政府は、今後も日系社会、とりわけ本協会への支援を継続していく」と挨拶した。
 今年3月にも外務大臣表彰で同協会の表彰、JICAの助成金交付事業による機材整備などの支援も実施されている。式典に参加していたパリトッチ市議会議員は「本協会は日本とブラジル文化の相互作用をもたらしている他、それら先人たちの功績を引き継ぎ伝えています。今後、さらに関係が深まることを期待します」と挨拶した。

image_print

こちらの記事もどうぞ