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東西南北

ニッケイ新聞 2011年9月22日付け

 殺し屋に頼んで亡き者にしたはずの夫の愛人が再び浮気しに現れた——という世にも奇妙な物語が、伯字紙を騒がせている。バイア州ピンドバス市で6月、夫の愛人とおぼしき女性を殺すべく、妻が殺し屋に依頼した。彼が〃愛人〃に接触すると「ミイラ取りがミイラ」ではないが、すっかり意気投合してしまい、逆に依頼者である妻を騙そうという話になった。愛人女性がナイフで殺害された証拠として、ケチャップを胸の上に振りまいて脇にナイフを差したように挟ませて写真をとり、殺し屋は妻から報酬を受取っていた。ところが、市場で夫と愛人がキスしているところを目撃した妻は、警察に「男に金を盗み取られた」と届けた。警察が殺し屋を捕まえた所、事情が発覚し、妻は殺人依頼した罪で有罪、殺し屋と愛人は未遂で釈放に。残された夫には何が何だかさっばり?
     ◎
 14年のサッカーW杯では当地が会場となるだけあって、法律でブラジル代表の試合日が休日になるかもしれない。19日、連邦政府や州政府および地方自治体が2014年のW杯の試合がある日には休日と制定してもいいという許可が定められた「レイ・ジェラル・ダ・コッパ(Lei Geral da Copa)」法案が議会に提出され、承認されるのを待っている。もっとも、承認してもしなくても国民は今までどおり勝手に試合の時は休むから、わざわざ法律にするあるの?と疑問視する声も。

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