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「私はこう思った」=10人に討論会の感想聞く

ニッケイ新聞 2009年4月24日付け

 平日午後八時という遅いスタートだったにも関わらず、地方を含め百人以上が集まった討論会。終了後に参加者から、感想を聞いた。
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 ▼浜田照夫さん=「小川さんは日本語で、木多さんはポ語で聞き辛かった。日本語に対しては日本語で返さないと討論にすらならない。期待はずれです」(63、会員、非評議員)
 ▼清水秀策さん=「二人とも立派な政策を持っていることに期待が持てました。どちらが勝っても文協の将来は明るい。ただ、会長になるのだから(木多氏には)日本語で話して欲しかった。準備中ばかりでは困る。政策のことももっと積極的に言って欲しかった。文協はデカセギ問題をあまりやらず、他団体に任せている。先頭に立って実施して欲しい」(74、非会員、非評議員)
 ▼「小川さんは活気があってコロニアを良くしようと努力されている。文協の会員を増やして立派にして欲しい」(81、女性、会員、非評議員)
 ▼奥原マリオさん=「小川さんは準備して、はっきり目的を説明していた。文協の会長として日・ポ語両方話せると、コロニアに対してはインパクトがある。新しい時代の日系社会に向けた政策をつくり、日本とも交流を続け、それをブラジルにも広めてほしい」(35、会員、非評議員)
 ▼大浦文雄さん=「一般的に見て小川さんの方がやる気が十分ある。現時点で二候補者がどうやろうとしているかには差がない。今までに何をやってきたかが大事」(顧問、男性、84)
 ▼滝内功さん=「小川さんは目的をしっかり持っていて良かった。基本的な問題をよく理解している。木多さんは自分の意志がないように見えた」(評議員、男性、74)
 ▼京野吉男さん=「二人(の候補)におめでとうと言いたい。小川さんははっきりしている。日本人、田舎の文協のためにやっていると思った。シャッパを見てもよく分かる」(73、非会員)
 ▼「山下さんが一人で頑張ってましたね。日本文化福祉協会のトップに立つ人には、ちゃんと立って、日本語で話して欲しかった」(六十代、女性)
 ▼木村光子さん=「私はポルトガル語ができないからはっきり評価できないけど、小川さんの演説、日本語は思ってた以上にしっかりしていて感心。今まで会費を払うだけでほったらかしだった文協を変えて欲しい」(72、一世、会員)。
 ▼「日本語や文化を普及したいという意志は共通してたけど、リーダーシップがある人がいい。小川さんが『会員や地方文協にあいさつやお礼に行く』って話していたのが好印象でした」(五十代、男性、一世会員)

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