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昔の話に花を咲かせて=今年も暁星学園同窓会

2006年11月9日付け

 昔の話に花を咲かせましょう―。今年も暁星学園寄宿生と勤労生合同の同窓忘年会が十八日正午から、リベルダーデ区の静岡県人会館(ヴェルゲイロ街193)で開かれる。
 元勤労生の上村紀子さんの司会で進行。すしや刺身などの日本食を囲んでの歓談後、コロニアで活躍する関係者の講演がある。
 元勤労生でサンパウロ大学の杉尾憲一郎教授や、父親が同学園で日本語教師を務めていた文協の小川彰夫副会長、実業家の竹本あつを社長の三人がそれぞれのテーマで発表する。
 初代勤労生で元リベルダーデ商工会会長の水本毅氏(故人)の夫人で、エスペランサ婦人会の水本すみ子名誉会長も三人の子息と一緒に参加する予定だ。
 同学園は故・岸本晃一氏によって一九三三年にサンパウロ市ピニェイロス区に創設された。戦時中、学園は閉鎖されたが、四七年ごろ復活、七〇年代ごろまで存続した。
 日本語教育だけでなく、勤労部や裁縫部も兼ね備え、勤労精神を養うことで社会に貢献できる人材を育成するなど日系社会の子弟教育に大きな貢献をし、卒業生に多数の有名人がいる。
 来社した関係者は「同窓生が集まる貴重な機会。是非、足を運んで、思い出話に花を咲かせましょう」と呼びかけている。
 参加費は五十レアル。予約が必要。問い合わせや申し込みは上村さん(電話11・6203・7535)または行方敬老さん(同11・5632・1330)まで。

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