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故有北前会長の願い叶って実現

2005年10月2日(火)

 「ふるさと奈良・歴史文化自然の魅力展」のイナウグラソンが行なわれた。
 レンボー副知事、西林総領事ら来賓によるテープカットの後、開場。訪れた人たちは会場を巡り、展示品を興味深そうに見つめていた。
 展示されているのは、写真家の小川光三氏が撮影した奈良県内の風景、仏像の写真や日本の玩具、日伯両国の子供が描いた絵など。
 絵は奈良県が県内の小学校児童を対象に募集したもので、東大寺の大仏や県内の古寺名刹などが描かれている。ブラジル側では、アルモニア学園やNGO団体「Casa do Zezinho」の子供たちが参加した。
 このほか、サンパウロ総領事館の協力により着物や雛人形などが展示されている。
 展示会開催に尽力し、今年一月に急逝した有北和田之示前会長の夫、有北ジョージさんも式典を訪れていた。「去年から(二人で)母県に出向いて協力を要請していた」。開催を祝福する人と握手を交わしながら、有北さんは感慨深げな表情を浮かべていた。
 展示会は十二月三日まで開催される。

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