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東西南北

12月8日(水)

 サンパウロ市モエマ区アラメーダ・マラカチンス通りのスダメリス銀行で午前三時、第百二警察署のアマウリ・シウヴァ署長がATM(現金自動支払い機)の窃盗現行犯で逮捕された。シウヴァ容疑者は共犯者二人とATMをトラフィック車に積み、三台の乗用車でバンデイランテ大通りを逃走していた。通報を受けたパトカーが追跡し、渋滞で停車中の一味を逮捕。同容疑者は窃盗犯を追跡中と詭弁を弄したが、署には応援の連絡をしなかったので狂言を見破られた。
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 マット・グロッソ州クイアバ市の市立病院で五日午前十一時、集中治療室(UTI)だけが三十分間停電し、救急患者三人が死亡した。同病院は月間一万七千人の患者を治療する同州で最大規模と新設備を誇る病院。人工呼吸器には非常用バッテリーが設置されていたが、二十分しか電力を供給しなかった。人工呼吸器を納入した企業を呼び、調査が行われる予定。他の七人は手動式の人工呼吸器を使っていたため一命を取り留めた。
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 授業中にしゃべり続ける生徒三人を黙らせるため、口にガムテープを張った女性教師が母親から警察に告発された。同教師はテープを張ったことを認め、それは冗談で生徒を虐待する意図はなかったとコメント。市警は捜査を開始。虐待と認められた場合は一カ月以上一年未満の禁固刑に科せられる。
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 経済開発協力機構が四十一カ国二十五万人の公立中学生(十五歳)を対象に昨年実施した学力評価テストで、ブラジルは数学で最下位となった。トップは香港。科学ではチュニジアに次いで下から二番目。読解力では下から四番目。教育省は六日、「初等教育機関への投資を強化してきた」と発表したが…。

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