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東西南北

7月22日(火)

 本紙掲載「農薬汚染」の記事で、サンパウロ大学(USP)公共保健学科ペドロ・ジェルマーノ教授は、農薬に汚染された食料品を中・長期にわたって摂取すると、肝炎や中央神経異常などの問題を来す可能性があると注意を促している。妊婦には、流産や胎児の変形などの影響が出る恐れも。農薬汚染によるリスクは、一定の農薬を体内にためた時に高くなるので、同教授は「いろいろな食べ物を摂取し、いつも同じ農薬だけを体に取り込まない配慮をした方が良い」とアドバイスしている。
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 サンパウロ市南部で十八、十九日にバールで銃撃戦があり計五人が死亡した。十八日夜ジャバクアラ区で、青年二人がバールの客十五人を人質にし、うち運転手(三七)を射殺した。軍警が出動し、二人の青年を射殺した。二人は三八口径のけん銃を持っていた。もう一つは第二十六警察が扱った事件で、十九日午前零時半、クルシーノ区のバールで軍警が被弾した五人を救出した。うち二人は救急病院で死亡した。
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 サンパウロ州ジュンジアイー市カナダ並木通りの住宅内で飼い犬三十頭が十五日間、餌も水も与えられず放置された。飼い主のイレネ・B・プラードは外出、留守中に二頭は餓死し、他の犬たちの餌食となった。異臭を放っていたことで消防隊が駆けつけたが、生き残った犬は過度に衰弱し、獣医は回復の見込みなしとみて殺した。
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 ミナス州ベチン市で十九日朝、刑務所から四百メートル離れたバールでビールを飲んでいた三人の囚人が軍警に現行犯逮捕された。バールの常連客によると、三人はこれまでに何回もバールにやって来ていたという。同刑務所を管轄する市警は刑務官の職務怠慢があったかどうか調査を行う。

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