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東西南北

ニッケイ新聞 2013年10月15日

 13〜14日にかけて、サンパウロ市東部ペーニャでバイク強盗に襲われた35歳の男性のヘルメットに内蔵されていたビデオ・カメラの映像が話題を呼んだ。13日午後3時頃、北部アニェンビにバイクで向かっていた男性は、背後から追いこした2人組の強盗に拳銃をつきつけられた。男性はバイクをその場で渡したが、反対側を通りかかった車から降りたったのは軍警だった。18歳の強盗は軍警に気づいて銃を向けたが、その瞬間、軍警から2発の銃弾を受けた。強盗は病院に運ばれ手術を受けたが詳細は不明。その間わずか2分強。だが、被害者にとっては永遠のように思えた恐怖体験だったのでは。
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 サンパウロ州グアラチンゲターで、高さ8メートルに及ぶ聖人フレイ・ガルヴォンの像の置き場をめぐる論争が起きている。この像はヅットラ街道近くの交差点に6年間置かれていたが、7月のフランシスコ法王来訪の際、一時的にアパレシーダに送られた。だが、その後、アパレシーダのライムンド司教が同像をグアラチンゲターにあるフレイ・ガルヴォン聖堂に置くと宣言。それに対し、住人や子孫たちは「地域の名物だったのに」と猛反発した。だが、同像のあった場所は売春婦や麻薬常習者の溜まり場にもなっていたという。
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 12日、ソウルで行われた親善試合の対韓国戦でブラジル代表は、ネイマールが相手のおかした20の反則のうち12を受ける集中攻撃を浴びながらも自ら先制点をあげるなど、2—0で勝利した。次の親善試合は今日15日。ブラジリア時間の朝8時45分より北京でザンビアと戦う。

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