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樹海

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ニッケイ新聞 2009年3月26日付け  百周年の会計問題に一応の目処がついたようだ(本日付けで詳報)。昨年末の記者会見では百七十七万レアルの未払い金が発表されたが、その支払いが無事済んだという。詳しい会計報告は来月に予定されている総会で発表される。監査法人への支払いや事務所の人件費を考えると五万レアルが残るのみだとか▼これで終 ...

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ニッケイ新聞 2009年3月25日付け  「この島の人は誰も、一回も沖縄に帰っていない。そんなでは駄目です」。今回の県連ふるさと巡りでイーリャ・グランデに立ち寄った時、現地日系人全員が沖縄系であるにも関わらず、一人も沖縄に行ったことがないと聞き、一行に十一人いた沖縄系の参加者は、そう真剣な表情で危機感を訴え、急きょ島民を集め、沖 ...

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ニッケイ新聞 2009年3月24日付け  今や「新聞離れ」は、世界的な潮流であり、何処も苦しい。アメリカでは地方紙の廃刊が続き、日本でも県単位で発行する地元紙の休刊や夕刊廃止が目立つ。我が邦字紙を読売や朝日両新聞などと比べる愚は避けたいけれども、読者と広告の減少は日を追い増える悲惨さである。いや、日本の雑誌も厳しく、青息吐息が多 ...

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ニッケイ新聞 2009年3月21日付け  秋の到来である。海岸山脈のクァレズマも色濃くなり、ミニョコンの路傍に今を盛りと咲き誇る紫紺野牡丹も美しい。今年の晩夏は暑熱が険しく困憊の日々が多かったけれども、ここ数日の朝夕は涼しく初秋の楽しみを噛みしめている。「笹竹の雀秋しる動きかな」は江戸の杉風であり、南銀の幾別春は「仏蘭西の踊り子 ...

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ニッケイ新聞 2009年3月20日付け  「現存する最古の日系校は赤間学院(一九三二年)」だと先週の本欄で書いたが一部間違いがあった。お詫びしたい▼一九三二年に創立されたのは郷原満寿恵さんの日伯実科女学校で、サンパウロ市に現存する日系校ではこちらが最古だ。現在も孫の中原啓子さんによってOEN保育学園として受け継がれている。郷原さ ...

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ニッケイ新聞 2009年3月19日付け  評議員選挙が行われる文協総会まであと十日。各派が会員らにマニフェストや支持評議員立候補者リストを送ったことはすでに報じた(十四日付け九面)。十八日現在ですでに投票しているのは百八十二人。うち十四人が会費未払いのため百六十八が有効票だ。この数多いか、少ないか▼前回の評議員選挙への投票数は七 ...

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ニッケイ新聞 2009年3月18日付け  国外就労者情報支援センター主催のデカセギ・フォーラムで、興味深い討論が行われた。二世エリートを代表する元サンパウロ州高裁判事の渡部和夫氏は「デカセギ子弟が日本で教育機会を失った結果、親同様に工場労働しかできない最下層となる可能性が高い。つまり新しい部落民となり、差別され続ける構造が日本社 ...

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ニッケイ新聞 2009年3月17日付け  どうも近頃の日本はおかしい。物事の良し悪しを判断する原則のようなものが崩れているとしか思えない。人殺しや物を盗んでいけないのは社会の鉄則なのに誤れる同情論や情状酌量の見方ばかりがはびこっている。長崎や鹿児島・福岡の高校では、授業料未払いの生徒に対し、学校が卒業証書を授与せず、一旦は渡した ...

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ニッケイ新聞 2009年3月14日付け  コロニアはまた貴重な人に先立たれてしまった。戦後移住者の多くはあまり知らないと思うけれども、パラナ州カルロポリス市で1人の百姓として見事な生涯を送った伊藤直さんである。晩年は温和な優しい好々爺で村夫士風に飄々としていたが、若い頃は、南米銀行の支店長や戦後の混乱期には認識派のパウリスタ新聞 ...

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ニッケイ新聞 2009年3月13日付け  「いつ加えられるか分からない拷問は、耐えられないものだった」「官僚主義だから週末に拷問はなかった。そんな時はみんなで歌をうたって気を紛らわした」。軍政時代に反政府活動をした若者たちによる、魂の叫びともいえる証言が聞ける場所がある▼サンパウロ市ルス区のレジスタンス記念館(Memorial ...

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