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樹海

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 この「樹海」を読者が手にするころには、もう小泉純一郎首相が自民党総裁になっているはずである。それも―。予想以上の勝ちっぷりに皆が驚いているに違いない。総裁戦が始まったころ勝敗の見方は別れた。小泉優勢の声は高かったにしても、野中広務元幹事長ら反小泉派の抵抗が盛り上がった。が、結果的には候補の一本化も失敗▼最大派閥・橋本派の参院を ...

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 首都ブラジリアからの八月の通信(地方便り)の中心は盆踊りだった。三団体が催していた。既成仏教の寺(の境内)で催されるのは珍しくない。ただ、参加者の九〇%が非日系人だとなると、これはちょっとしたニュースだろう。地元にすっかりとけ込んだ日本の伝統行事といえる▼九〇%には理由があった。ケルメッセ(ブラジルの旧来の慈善バザー)と組み合 ...

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 猛虎の優勝に大阪と神戸は沸きに沸く。感激のあまり道頓掘に飛び込むファンが五千と三百人。興奮のあまり裸体の勇姿を披露し道頓掘を目指した少年は猥褻罪とかの無粋な法律で逮捕されるのお粗末もあったらしい。が、若者に行き過ぎは決まり物。ここは星野仙一監督率いる阪神タイガースの優勝を祝いたい▼それにしても長くも長い十八年間だった。小柄な身 ...

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 文協(ブラジル日本文化協会)が静かに動きはじめた。先週、執行部と小委員会主要メンバーが一堂に会し、意志の疎通をはかっている。この種の集まりはこれまでにない新しい試みだ。真新しい陣容で発足して半年、新生文協に期待するコロニアの思いは強烈なだけに要所をおさえた「情報の開示」は積極的に実行してほしい▼文協が新機軸を打ち出し、改革路線 ...

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 昨日の九月十五日は日本の「敬老の日」。総務省が纏めたところによると五人に一人が高齢者だそうだ。六十五歳を超えるとお年寄り扱いする理由がはっきりしないけれども、どうやら「敬老の日」を国民の祝日と決めた一九六六年の国民感情があるらしい。当時、日本の平均寿命は、男性が六十八歳、女性が七十三歳であった。これからすれば六十五歳も当然―高 ...

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 NYの真ん中で起きた爆破テロの凄まじさは歴史の流れを変えた。イスラム過激派「アル・カーイダ」によるハイジャック二機が世界貿易センター・ビルの南北の両棟に突入した惨劇は世界のTVで放映され人々に深い衝撃を与えたのは記憶に新しい。ブッシュ大統領は「二十一世紀の新しい戦争だ」と演説しテロとの闘いを宣言した▼アフガン戦争とイラク戦争も ...

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 新聞社に、記事にしてほしい、とさまざま話に来る人たちのほとんどは、写真を撮られるのが好きだ。撮りましょう、とすすめた際、断る人はきわめて少ない▼写真が掲載されることによって、記事がイベントの紹介であれば、宣伝効果が増すかもしれない。ただ、現実を見ている限り、撮影を断らないのは、自身の写真が紙面に載るのが好きだからだ。世の中には ...

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 政界の一寸先は闇。野中広務氏の政界引退は、まったく突然のことであり、衝撃が走った。自民党の元幹事長であり大臣のポストもこなした実力者であり、実際に政治を動かしてきた人物でもある。もっと解かりやすくは、田中軍団から竹下派を経て小渕派、橋本派と続く最大派閥を動かす大物政治家なのである▼この人は青年団活動から政治の世界に入り地元の町 ...

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 来年のことを言えば鬼がわらう――。否、来年のことには違いないけれど、つぎの話は別。やっと『在外投票が、地元の公館で果たせることになる』のだ。もっと厳密にいうならSP(サンパウロ)総領事館管内に住む有権者にとり朗報といえる。他の在伯公館では、すでに実施済みだし別に目新しいことではない。しかし不便を耐え忍んできた多くの有権者にして ...

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 日本列島の都道府県にはどこでも鉄道がある―と思い込んでいる読者が多いと思う。ところが無いところもあるのだ。沖縄県である。戦前には県営軽便鉄道があり「ケ―ビン」と呼ばれ親しまれたのにあの沖縄戦争で破壊されてしまい以後五十八年間も鉄道がない。その沖縄にモノレールが誕生した。鉄道の復活である▼軽便鉄道というのは新幹線や本線のような大 ...

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