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オーリャ!

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ニッケイ新聞 2007年11月07日付け  今年で開設から七十二年を数えるサンベルナルド・ド・カンポの瑞穂村。〃村〃という呼び名で言えば、スザノの福博村に次ぐ長さだ。  戦後の母国救援運動、養鶏村としての繁栄など多くの逸話がある瑞穂村だが、七〇年代に始まる工業化の波に洗われ、現在植民地内に住む日系家族は三、四家族という。  とは ...

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ニッケイ新聞 2007年11月06日付け  「本当は青森の子なんだけどさ」。九十周年を迎えた福島県人会創立記念式典で、実行委員の一人が誇らしげに話す。「世話になったって、手伝いに来てくれるんだよ。あっちの子はずっと北海道(協会の青年部)に行ってたんだけど、最近戻ってきたんだ」。  宮谷エレーナ青年部前部長は、若者が集まる動機を、 ...

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ニッケイ新聞 2007年11月02日付け  静岡県浜松市で十四歳のブラジル人少年を雇用、派遣したとして、人材派遣会社のブラジル人に有罪判決が下された。  かつて、知人の日系三世の女性から、義務教育年齢期に旅館で働いていたと聞き、以前は全く気付かなかった日本の暗部に触れたような気がしたものだ。  本人は「もし学校に行かせてもらって ...

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ニッケイ新聞 2007年11月01日付け  去る十月二十八日に宮城県人会館で行われた「第三十五回宮城県人会敬老祝賀会」の取材に出かけた。現在母県から敬老祝い金を出しているのは、宮城と愛知県人会だけ。しかし、愛知の対象者は白寿者だけとなっていて、年に一人か二人いれば良い方だとか。  宮城では毎年七十歳以上の会員に支給されている。だ ...

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ニッケイ新聞 2007年10月31日付け  沖縄に帰るに帰れなかった―。八年越しで完成したブラジル読谷村人会の記念誌。出版祝賀会の席上、編纂委員長の知花眞勲さんの、ほっとした表情が印象的だった。  知花さんが入植した麻州のカッペン植民地はサンパウロ市から二千八百キロ、クイアバから六百キロ。第一陣がカンポ・グランデを通った時、同地 ...

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ニッケイ新聞 2007年10月30日付け  「過去四十五年の半分は見るべき業績もなく、『なんのための中央会なのか』と疑惑の目で見られてもしかたありません」。今年五十周年を迎えた農拓協が、五年前に作成した組合概要の一部だ。  資金難、散発的な事業、休業、再建、補助金の打ち切り…。概要中に紹介されている組合の歴史はパッとしない。「目 ...

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ニッケイ新聞 2007年10月27日付け  百周年事業の一貫である移民写真展の写真選定がすすんでいる。先日の史料館会議で担当のJICAシニアから選定中の写真紹介があった。同写真展は日伯両国で巡回して行われる予定だ。  『ハルとナツ』ではないけれども、移民像は暗く苦しい歴史像として描かれがち。日本でもその見方は一般的だが、選定中の ...

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ニッケイ新聞 2007年10月26日付け  百周年をテーマに来年のカーニバルに出場する「ヴィラ・マリア」の衣装発表会を取材。  テーマにしながら、拘らない。過度のデフォルメ。もう〃ニッポン〃ですらない。しかし、ブラジル人から見た東洋を無節操に取り入れた衣装は、まさにブラジリダーデを感じさせ、むしろ清々しさを覚えた。  実際問題、 ...

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ニッケイ新聞 2007年10月25日付け  先週末に行われたブラジル大分県人会創立五十五周年記念式典。母県から知事をはじめ、議長らも来伯し、同県人会会員らも詰め掛け、盛大に行われた。  今回の式典には他の南米地域からも参加していた。その中にボリビア大分県人会の木村翰由(もとよし)会長の姿もあった。話をしていると開口一番に「大分県 ...

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ニッケイ新聞 2007年10月24日付け  石川県の金沢大学で、アガリクスの抗がん作用を調べる臨床試験が始まる。現地の北國新聞が報じている。厚生労働省が助成、公的研究費によるものとしては国内で初めてという。  厚労省が、動物実験でアガリクスを使った健康食品に発がん促進作用が認められたと発表したのが、昨年の二月。実際には調べた三製 ...

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