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オーリャ!

コラム オーリャ!

2007年1月17日付け  「夜になると急に人足がたえて、コツコツと自分の足音があたりにひびくほど静かな通り」。半田知雄氏が戦前のガルボン・ブエノ街について書いた一文である。  東洋街の〃顔〃としておなじみ「すずらん灯」の補修工事がこのほどはじまった。破損や色落ちなど最近では痛みが目立っていたが、久しぶりに鮮やかな朱色の灯をみる ...

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2007年1月16日付け  「大きな催しごとになるのは好きじゃない」。裏千家の初釜のことで、十年以上も茶の湯を続けてきた知人がこぼした。  「人に見せるためのものじゃないから、まわりがガチャガチャしてたらゆっくりできないじゃない」というのだ。初めて参加した人は「懐石料理かと思った」。茶道といえば、静かな中で日本食とお茶を、と期待 ...

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2007年1月13日付け  昨年十二月の日本語能力試験は、世界で約五十三万人が受験したという。最多は中国で二十一万人。同国では日系企業の進出に伴って日本語人材の需要が増大。日本の報道は「日本語ができれば就職に有利」とブームを伝えている。  ひるがえって当地ブラジル。昨年の全伯日本語スピーチコンテストでも見られたように、日系ではな ...

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2007年1月12日付け  サンパウロ美術館で開催中の「日本デザイン百選展」を訪れた。  初期のトランジスタラジオからごく最近の家電製品まで展示品は様々。興味深そうに見つめる来場者の姿を見ながら、ふと、同じ企画を県連の日本祭で実施したら面白いだろうな、と思った。  今年の第十回日本祭では各県の物産などを展示する企画もある。これを ...

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2007年1月11日付け  援協は今年度の総会員目標を一万八千人にした。現在の会員数は一万七千人。毎月百人のペースで増やしていけば、十分達成できる数字だ。  だが、この数字。実際は全会員の三五%が会費の納入がない、所謂〃幽霊会員〃となっている。  この理由は、連絡先のわからない会員が大勢いることにある。デカセギに行ったり引越しを ...

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2007年1月10日付け  読売新聞の報道によれば、日本政府はこのほど、外国人住民の急増で新たな財政負担が生じている自治体に特別地方交付税を交付する方針を決めた。  外国人への公共サービス、子弟の就学を支援するための措置だという。自治体任せだった在日外国人支援に政府が乗り出した格好だ。  ブラジルをはじめとする在日外国人子弟の就 ...

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2007年1月9日付け  セアラ州都フォルタレーザからバスで三時間半、小さな猟師町ジェリコアコアラで日系三世に会った。「サンパウロに疲れたから」。三十代と思われるその女性は十年ほど前にサンパウロ市から移り住んだという。  三年前まで電気が通ってなかった同地。砂丘に囲まれていて農業が難しく、代々漁業で生活を支えてきたが、ここ十年ほ ...

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2007年1月5日付け  弊社調査によれば、「暫定・中川トミさん後の最古移民」はサンパウロ市アクリマソン区に住む大原綾子さん(100歳)だ。新年特別号で詳報した通り、一九一二年の第三回厳島丸で来伯し、九十五年目をブラジルで迎える〃生き字引〃だ。  万が一、調査から漏れ、第二回旅順丸(一九一〇年)で渡伯し生存している方が周りにいれ ...

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2006年12月29日付け  一年はあっという間―毎年この時期になると感じることだが、先日知人の一周忌法要に出て改めてその思いを強くした。  平穏に暮れかけた今年の最後に起きたのは静岡のブラジル人母子殺害事件と容疑者の帰伯。百周年を控えた日伯交流に水を差さないよう願うばかりだ。  その百周年に向けた地方日系団体の動きが活発だ。新 ...

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2006年12月28日付け  サンパウロ日伯援護協会の事務局は現在、事務職員の昼食時間となる正午から午後一時半までを除いた、平日の午前九時頃から午後五時まで窓口を開けている。  会議などの時間を除いて、来客対応や電話での問い合わせに熱心に対応している同事務局。その事務局が来年から昼食時間を交代制にして、一日中、窓口を閉めずに来客 ...

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