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オーリャ!

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ニッケイ新聞 2010年9月24日付け  可憐なる病疾者は啻に内奥の地のみに止まらず、都会の地に於てすら各所に見出さるる有様にして、一日も早く此等不遇の同胞を救済すべき医療施設なかるべからず。日本病院の急務なる所以茲に存すー。  1933年6月18日、日本移民25周年の日に発表された「サンパウロ市日本病院建設趣意書」の一部だ。 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月23日付け  旅は私にとって精神の若返りの泉である―裸の王様、マッチ売りの少女などの著作で有名なデンマークの詩人・童話作家のアンデルセンはそんな言葉を残した。  確かに、と思う。旅は不思議なものだ。自身見知らぬ土地に行くと、一つ一つの細胞が活性化するように感じ、友と過ごす時間に彩りも加わる。  先週、 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月22日付け  「あの頃は楽しかったな。嫌だったけど、希望があった」。日曜日のコチア青年55周年。同じパトロンの所で働いていた青年と再会したカストロの香川公宏さんが話した言葉が印象に残った。  2500人いればその後の人生は様々。高校の同級生が別々の道へ進むように、青年たちも農業から多方面へ分かれた。初 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月17日付け  JAL日本直行便の続行を求め、ブラジルやパラグアイの日系団体が約9千人の署名を集めた運動も実を結ばなかった。  9月27日の最終便を前にJALは、お別れイベントを用意している。  当日の搭乗手続きカウンターの前には、B747―400型機の模型(1/50)が展示され、文協の移民史料館に寄贈 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月16日付け  元シベリア抑留者にする日本政府の特別給付金支給が近づいている。  対象になるのは、法律施行日(6月16日)時点で存命の日本国籍所有者。支給を担当する「平和祈念事業特別基金」によれば、受付開始は10月下旬の予定で、同基金が実施した慰労事業で抑留者と認定された人に請求書が送られるという。   ...

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ニッケイ新聞 2010年9月15日付け  伯字紙で連日に取り上げられているのが、乳幼児乗車でのチャイルドシート使用の義務化。先送りされ今月からようやく施行されたものだが、その規則には不備が目立つ。  子供の数が多い場合や、旧型車のシートベルトの作りでチャイルドシートが装着できないケースなど、施行後に追加規則がいくつも出てきては、 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月10日付け  独立記念日の7日、軍隊のパレード見物にでも出掛けようかと思っていたが、生憎の雨。  7月16日の日本祭り開催初日が最後というから、52日間雨が降らなかった計算だ。  報道によれば、あれだけの雨で洪水状態となった地域もあるとか。排水溝のゴミも溜まり放題だったのだろう。  砂漠並みという乾燥 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月4日付け  歌手ボブ・ディランの絵画展がデンマークで開かれている。テーマは何とブラジル。  ファベーラ、バイーア、アマゾン、サンパウロの風景などが27日付けフォーリャ紙で大きく取り上げられている。  ディランは1962年にデビュー。プロテストソングの旗手として公民権運動にも影響を与えた。ジャンルにこだ ...

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ニッケイ新聞 2010年9月3日付け  今年に急増する吸収・合併の株式変動で、電光掲示板の数字も目まぐるしく変化しているサンパウロ証券取引所だが、創業開始当時にはその動きもチョークを使って記録していたようだ。  現在、取引所では創業120周年を記念し、エスタード紙共催のパネル展を開催中。(10月27日まで)歴史を刻む写真や解説記 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月2日付け  福岡県人会の式典に訪れ、流ちょうに日本語を使う日系カナダ人と話が弾み、町を案内する事に。変らぬオリエンタルな東洋人街で、見慣れぬ風景が目に飛び込んだ。  ウェデングドレスにタキシード。満面の笑みにお姫様抱っこで、カメラに視線を送る二人。遠巻きに見ていると、撮影隊の日系人に「日本人ですか」と ...

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