連載
-
越境する日本文化 漢字(2)=日本の「経済的成功」と「神秘」=漢字Tシャツの魅力
2月4日(火) 漢字Tシャツを作って売る側の企業に、その魅力を聞いてみた。 ジャパン・ソサエティの現代表、タルシーゾ・正勝・中島さん(五六)は、ブラジル人の間で東洋的なデザインが好まれるのは、「現
-
日系農協活性化セミナー 先端現場を視察(1)=コチアで堆肥生産=販路広げるBIOMIX
2月4日(火) 第三回日系農協活性化セミナー(JICA、農拓協共催)が二月二十七日から行われた。ブラジルを中心とした南米各地から集まった各農協の代表者は、三日間、講義や意見交換などハードなスケジュー
-
越境する日本文化 漢字(1)=Tシャツに書かれた=「命」「幸福」「友情」「成功」
2月1日(土) 「命」「幸福」「友情」「成功」・・・リベルダーデ区に限らず、また日系人、非日系人にかかわらず、ペンダントやTシャツ、インテリアや入れ墨などに、漢字をはじめとする日本の文字を使っている
-
越境する日本文化 マンガ・アニメ(9)=孤軍奮闘したアブラデミ=日系人の存在がブームの下地
1月31日(金) マンガ・アニメの隆盛は新しいメディアの発達により、コロニアのあたま越しに日本から直接流れ込んできた。ブラジルの日本食ブームが、欧米からの影響で始まったのと似ている。にしても、何らか
-
越境する日本文化 マンガ・アニメ(8)=マニアックな読者たち=マンガ通して 日本の風俗へ親しみ
1月30日(木) USPでマンガ史を教えるソニア・ルイテン教授は「ブラジル人のコミュニケーション手段の中心は、文章ではなく目(ヴィジュアル)と耳(会話)。その分、敏感に反応する」とし、それゆえマンガ
-
越境する日本文化 マンガ・アニメ(7)=スーパーマンの危機?!=日本の情けない ヒーローに座を奪われる
1月29日(水) 「スーパーヒーローたちは現在、世界中で危機的状況にある――」 これはマンガの中の話ではない。昨年十一月末にパウリスタ大通りのSESI(産業社会サービス)内に開設されたアメリカン・
-
越境する日本文化 マンガ・アニメ(6)=違和感を超える面白さ=コロニア通らず入り込む
1月28日(火) 昨年二月二十四日付エスタード紙国際面にでかでかと掲載された写真を見て、一瞬、目を疑った。コロンビアのメデリンの武装都市ゲリラが、奇妙なシャツを着てピストルをかまえていた。そうSam
-
越境する日本文化 マンガ・アニメ(5)=アメコミはライバル?!=子どもの頃からマンガ家が夢
1月25日(土) ブラジルでも毎月のようにオリジナルマンガが出版されているが、三号まで続くものはほとんどない。その中で、エリカ・アワノさんが作画家として参加する月刊コミック『Holy avenger
-
越境する日本文化 マンガ・アニメ(4)=鼻息荒いマンガ出版業界=日系が始めブラジル人が市場拡大
1月24日(金) 「なぜブラジルでマンガの人気が出てきてるのか? それはJBCのおかげ」とまで言い切るのは、同出版社の出版事業総責任者のジューリオ・モレーノさんだ。 サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ
-
越境する日本文化 マンガ・アニメ(3)=パソコンとアニメの 怪しい関係=ネットの闇にうごめくオタクたち
1月23日(木) カタカタカタ――。目の前のモレーノ(褐色肌の人)がキーボートを叩く。「Dragon Ball」というキーワードを入れ、決定キーを押すと、パソコンのモニターには、ずらっとダウンロード