ホーム | 勝ち負け抗争 関連記事 (ページ 24)

勝ち負け抗争 関連記事

『狂信』で詐欺師扱い=戦後の土地巡るドタバタ=亡き父の名誉回復のために=宮村さん=日記もとに執筆へ

2005年10月29日(土)  戦後の勝ち負け抗争を描いたノンフィクション『狂信』(高木俊朗著、一九七〇年)。その中で移民史映画の制作会社社長、宮村季光さん(故人、熊本県出身、すえみつ)がいかがわしい土地売りだと描かれた。同氏は日伯両国で起こした裁判の結果、名誉をほぼ回復している。息子の秀光さん(61、企業家、二世)がこのほど、 ...

続きを読む »

内山勝男氏=1回忌ミサ

2005年8月27日(土)  戦前からの邦字新聞記者で、サンパウロ新聞社編集局編集主幹を務めた故・内山勝男氏(新潟、享年九十四)の一回忌ミサが九月七日、午前九時半からサン・ゴンサロ教会(プラッサ・ジョアン・メンデス)で行われる。  内山さんは亡くなる直前まで社説やコラムを書き続け、戦中戦後の勝ち負け抗争はじめコロニアの表裏に精通 ...

続きを読む »

マリリア文協=75周年祝う=日本移民記念館が落成=市長ら400人が式典に列席

2005年8月27日(土)  マリリア日伯文化体育協会(笹崎レオナルド会長)が創立七十五周年を迎え、二十日、同市内の日系クラブで記念式典が行われた。市長、領事館関係者をはじめ約四百人が会場を訪れ、節目の年を祝った。またこの日は、式典にあわせて準備を進めてきた「マリリア日本移民記念館」の開所式も開かれた。来年は日本人入植八十周年を ...

続きを読む »

60年前、祖国に救援物資送った日々=勝ち負け抗争に翻弄されながら=お金も衣類も食料も=当時の指導者ら皆死去 歴史の重み噛み締める

2005年8月16日(火)  太平洋戦争で焦土と化した祖国を救おうと、コロニアから救援物資や寄付金が送られた。旗振り役になったのは認識運動に立っていた人々で、時局をめぐる「勝ち負けの対立」に翻弄されながらもブラジルに根を張ることを決意していったという。当時の救援活動を知る内木ふみさん(93、北海道出身)と伊藤元二さん(90、広島 ...

続きを読む »

アレグレ郷土への旅=連載(下)=見張りをつけて日語勉強=「負け組」だった青年たち  

2005年8月5日(金)  最盛期を迎えていたアレグレ植民地。戦争がその転機となった。日本人が集まることが禁じられ、学校は閉鎖された。「戦争中は雑誌も本も入らなかった。町にもなかなか行けませんでしたよ」、夫妻で参加した作出真(さね)さん(81)は当時を振り返る。  その一方で、子供たちは教師の家に集まり勉強を続けた。「先生の家の ...

続きを読む »

70年前の自分と再会=吉雄さん=日本祭り写真展示で

2005年7月21日(木)  「あっ、私だ」。吉雄ミユキさん(90、サンパウロ市)は思わず声を上げた。七十年前の自分との再会だった。  十七日まで開催された県連日本祭りの会場。百周年協会のブースに展示された古い写真に若き日の吉雄さんと家族の姿があった。  写真は、戦前の日本移民の開拓風景を紹介した写真の中にあった。笠戸丸のサント ...

続きを読む »

コラム 樹海

 パラナ州カルロポリス在住の伊藤直さんがこのほど、厚い冊子二冊を発行した。『在伯六十六年、奥地開発を求めて、同志と共に辿った道』『吾が師吾が友の追想集』である▼伊藤さんは九十二歳。農業開発者、企業家、後進育成者、言論の人、とざっと挙げただけでもいくつかの「顔」がある。在伯足掛け六十七年の言動は、極めて多方面にわたり、人間一人が成 ...

続きを読む »

映画『GAIJIN2』ついに完成=大統領訪日に合わせ上映へ東京で公式日程のひとつ

5月14日(土)  日系女性四世代の人生を軸に移民史を描いた、山崎千津薫監督(三世)の映画『GAIJIN』二作目(二時間四分)がついに完成し、ルーラ大統領訪日に合わせて二十七日晩に東京で上映会が開かれることが十一日、関係者の話で分かった。ブラジル外務省による大統領訪日公式日程にも正式に組み込まれた。山崎監督も公式随行団の一員とし ...

続きを読む »

コラム 樹海

 このたびのブラジル日本文化協会役員選挙で、鮮明になったことが一つある。日系コロニアのエスタブリッシュメント(この場合は、体制とか主流派の意)がすっかり変わったということだ▼戦前、日本移民社会が農業中心ではあったが、落ち着いたころ、サンパウロでは〃倶楽部〃というか、限られた人たちによる社交場が形成された。公館関係者とか、拓殖組合 ...

続きを読む »

『国境地帯』に好作品=高橋干晴さんの「ペローバの――」

4月30日(土)  菅沼東洋司さんがアルミニオ市で発行している文芸同人誌『国境地帯』(第十三号)が発行された。創作は『ペローバの樹の繁った頃』(高橋干晴、五十五枚)、『甚平』(能美尾透、二十枚)、『旅の果てに』(中条友久、二十枚)の三編。  高橋さんの作品は、勝ち負け抗争の時代を生きた若者(二世)たちの愛と苦悩を、後年、パーキン ...

続きを読む »