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在サンパウロ日本国総領事館開設100周年

在聖総領事館=一世紀の節目を盛大に祝う=記念昼食会に360人駆けつけ

乾杯の様子

 「ちょうど100年前に始まった」―在サンパウロ日本国総領事館と関係の深いブラジル日本文化福祉協会やブラジル日本都道府県人会連合会、サンパウロ日伯援護協会などの日系団体や日系議員、日本政府関係団体、諸外国領事館関係者等、約360人が一堂に会し、同総領事館が設立から100年を迎えたことを記念した昼食会が、7月28日正午から同公邸で ...

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移民と共に歩む在聖総領事館=一世紀前の設立経緯追う=初代総領事と平野植民地の絆

1920年6、7月当時の在サンパウロ総領事館の天長節祝賀会の写真。中央の正装姿が公使館の書記官で、日本一の南米通といわれた野田領事。同年9月には藤田敏郎氏が総領事として赴任(『南米日本人写真帳』永田稠、日本力行会、1921年)

 ブラジルの日本国在外公館は、その歴史の最初から移民と共にあった。人文研年表には《1914年8月2日アウグスタ街297番でサンパウロ総領事館が事務を開始する》とあるが、史料を見ると、実はサンパウロにありながら「リオ総領事館」だった。一世紀前の設立経緯、そして最初の邦人自作農集団地の一つ、平野植民地との絆を探ってみた。  ちなみに ...

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次の百年に向かって=在サンパウロ日本国総領事 中前 隆博

中前総領事

 今般、ニッケイ新聞において、在サンパウロ日本国総領事館の開設百周年特集号を出版されるにあたり、心より感謝の意を表します。当館の百年間の歩みは、常に日系社会の皆様とともにありました。 1908年の笠戸丸のサントス港到着から遅れること7年後の1915年(大正4年)7月28日に在「リオデジャネイロ」帝国総領事館が閉鎖され、在「サンパ ...

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勝ち組が殴り込み?!=報道されなかった事件=横井庄一新婚旅行の裏で=元総領事館 広報文化担当 坂尾 英矩

総領事館に勤務していた時代の坂尾さん

 私が在サンパウロ総領事館に勤務した始めは1972年ですから、当時の公館はまだ57年しか経っていなかったのか、と今頃になってしみじみと感じます。百年のうち四分の一世紀を公館に勤めた私は色々な事件に遭遇しましたが、報道されなかった「忘れられない出来事」を書いておきたいと思います。 それは1973年6月のことでした。 終戦後28年経 ...

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