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2002年新年号

お健やかに天皇ご一家

 天皇、皇后両陛下には健やかに新年を迎えられた。旧年の暮れには皇太子ご夫妻に待ち焦がれていたお子さまが誕生し皇居での参賀記帳に十二万人もの人々が長蛇の列となったのも微笑ましい。都内や各地では提灯行列や花火を打ち上げての慶祝行事が盛んだったし、ここブラジルの日系社会も慶びに沸いた。 ご誕生の内親王さまのお名前は「愛子(あいこ)」ご ...

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馬の話=ニッケイ俳壇選者=星野瞳

 日本海外移住家族連合会が、サンパウロ県連を窓口として、移住して五十年以上になり、一度も訪日しなかった者達を募集して訪日させる、その第二十一次訪問団二十五名の団長として先年、訪日した。 その第一日に、外務大臣表敬訪問があり、外務領事移住部長主催の歓迎会に全員出席した。宇野宗佑外務大臣は旅行中で、黒河内久美領事移住部長が代行された ...

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寄稿特集 移民100周年どう迎える

各界から広く意見-学園構想やコロニア再建論も  二〇〇八年のブラジル日本移民百周年を六年後に控え、何を思い考えるかコロニアから意見を募った。今回は各界代表だけではなく、比較的若い人を中心に日系人を含む一般からも広く作文を集めてみた。百年祭をブラジルの国家事業として実施すべきという意見から、日系社会の再建論、そのためのリーダー養成 ...

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馬を描き、午年に逝った男、高岡由也。

無頼と反骨。伝説の数々は今も語り継がれる。  「革命が起きたぜ」。 リオデジャネイロのゲウジ画廊で展覧会の準備をしていた楠野友繁は耳を疑った。エイプリル・フールにはまだ早い。冗談ならばもう半日待て、と汗流すカリオカの友人に言いかけたが、それは本当だった。  一九六四年三月三十一日。ゴラル政権の左翼民族主義志向に反発する軍がクーデ ...

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迎える年 願い込め「事始め」

 新しい年を迎え、物事を初めて行う一月二日の「事始め」。めでたい日には仕事もうまくいくと信じられ、この日には儀礼的に仕事の真似事だけを行う。習い事の上達を願う稽古始めもこの日のもの。ブラジルでも華道の初生け、茶道の初釜、書道の書き初めなど、新年行事として行うのが慣例となっている。新年を迎えて初めての行為を尊ぶ気持ちは、日本文化の ...

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若駒たち大いに語る

<交流協会研修生 新春放談会>ブラジルで思う事  二〇〇一年四月八日に来伯した日本ブラジル交流協会第二十一期研修生。二十一世紀初の研修生として、ブラジル各地で研修に励んでいる。失業率五・四%と、不況のどん底にある日本を離れ、彼らはブラジルに何を求めに来たのか。また、これまでの研修生活で、ブラジルや日系社会に何を感じ、何を見出した ...

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今年のブラジル 各界展望

経済成長さらに-選挙ではPTの伸張に注目  【エスタド・デ・サンパウロ紙エザメ誌二十六日】二〇〇二年への抱負を込めて、各界の専門家のコメントを収録してみた。二〇〇二年は大統領選があり、国民は誰がブラジル丸の舵を取るのか興味深々。五里霧中の国際情勢の中で、ブラジルの持ち味を生かした戦略が、道なき道を切り開いて前進することを期待した ...

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希望あふれる-新年迎えたコチア農業学校

強力な“援軍”だった母たちの努力  ”背水の陣”を脱却して希望に向けて二〇〇二年を迎えた学校がある。サンパウロ州ジャカレイ市にある「コチア農業学校」だ。  サンパウロ市を出てからグアルリョス空港を左手にアイルトン・セナ幹線国道を進むと40+320キロ地点に”南回帰線”の表示があり、 ...

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高拓生の足跡たどる

アマゾンに挑んだ若者たち-子孫は各地で繁栄  昨年十月に高拓生七十周年記念式典がアマゾナス州マナウス市で行われ、高拓生とその未亡人や子供、ほか関係者が集まった。高拓生とは、国士舘高等拓植学校または日本高等拓植学校で学び、アマゾナス州ビラ・アマゾニアにあったアマゾニア産業研究所で実習を行ってアマゾン開拓を目指した人々のこと。高拓生 ...

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