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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(190)

 家でポルトガル語を話すということは、長年、上の息子二人のために家まで日本語を教えに来てくれた臣道聯盟の仲間、高橋先生を断らなくてはならない。旧友にそれを知らせるのが辛かった。言い出すには断るための口実を作らなくてはならない。  だが、正輝は本心からそれを望んでいたのだろうか? ポルトガル語が話せなかったら、ブラジルで成功するこ ...

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《ブラジル》麻疹患者1万3500人に達す=11月現在の死者は15人

 ブラジル保健省が、11月23日までに確認された麻疹(はしか)の真性患者は1万3489人で、死者は15人となったと発表した。  11月23日までに報告された擬似症患者の内、真性患者と診断されたのは23・4%で、32%強はまだ検査中だ。  ブラジルでの麻疹流行は、北部を中心としたものと、それ以外の地域に拡散したものとの2度、起きて ...

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《ブラジル》自然分娩促す動き広がる=母体にも新生児にも恩恵

 サンパウロ州内陸部ピラシカバ市で、助産婦や介添え人の担当分野を拡大する事で自然分娩が増え、母体にも新生児にも良い結果が出ていると17日付アジェンシア・ブラジルが報じた。  サトウキビ供給者病院(HFC)は昨年から、サンカルロス連邦大学の拡大プロジェクトの一環として、6時間か12時間で機械的に人を入れ替え、明確な基準もなく行われ ...

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《ブラジル》高齢者が無料の長距離バスチケット求め徹夜=配布方法の改善求める声も

 ブラジルの高齢者法は、「60歳以上で収入が2最低賃金以下の人は、異なる市をつなぐ、または州をまたぐ長距離バス1台につき2人まで、無料で利用できる」と定めている。  その、1台につき2人までの枠に入るために、多くの高齢者がサンパウロ市北部のチエテ・バスターミナルで長時間列を作って並んでいると、19日付現地紙が報じた。  ライムン ...

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東西南北

 サンパウロ市東部マルジナル・チエテ沿いの環境公園にブラジルが生んだ伝説的F1レーサー、アイルトン・セナの銅像が建てられ、18日に除幕式が行われたが、これが賛否両論を呼んでいる。この銅像は全長4メートルにも達するかなり大きなものだが、肝心な顔の部分がヘルメットに隠れて見えなくなっている。セナはブラジル国旗の色をあしらったヘルメッ ...

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文協定期評議員会=抜本改革に乗り出す新体制=まず10万レアルの黒字会計=(上)=65周年記念でカード発行

 ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)は『第157回定期評議員会』を14日、サンパウロ市の文協ビルで開催した。59人(代理出席19人含む)の評議員が参加し、来年度の文協創立65周年記念活動を含めた事業計画などが発表された。石川会長の新体制となり、経営経験が豊富な人材が新たに理事会に参加し、赤字収支が続いていた文協の会計が1 ...

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グラン紅白歌合戦=野口総領事熱唱で白組優勝!=豪華ステージに立ち見客も

 グループ・フレンズ(蛯原忠男代表)は「第23回グラン紅白歌合戦 希望の家チャリティーショー」を15日、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会大講堂で開催した。80組以上の日系社会歌手が出場し、会場には1500~2千人(主催者発表)が詰め掛け、立ち見客も見られた。  実業家、スポンサーなど約30人の審査員による厳正な審査の結果、 ...

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三重、忘年会で親睦深める=母県訪問ツアーの報告も

 ブラジル三重県人文化援護協会(下川孝会長)は忘年会を、サンパウロ市ビラ・マリアナ区の同会館で15日に開いた。会員とその家族ら約80人が参加し、県人会婦人部の手料理による昼食やビンゴを楽しんで親睦を深めた。  11月下旬に和歌山県で開催された「和歌山県人会世界大会」に合わせ、クイックリー・トラベル社が同県と三重県を巡るツアーを実 ...

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援協に大量パネトーネ寄付=日教寺から高齢者養護施設へ

 本門佛立宗中央寺院日教寺のボランティアグループ「菩薩」は、日伯福祉援護協会(与儀上原昭雄会長)にパネトーネ108個の寄付を行った。同寺から日現高崎住職、吉川卓志さん、植松セルジオさんが11日にサンパウロ市の援協本部ビルを訪れ、与儀会長に手渡した。  パネトーネは援協傘下の高齢者養護施設に贈られる。同寺から援協へのパネトーネの寄 ...

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サントス強制退去の証言=その日何が起こったのか=(7)=「この国の未来のために証言する」

 「子孫に伝えるために、自分たちが苦しんだこの事件に対して、政府に謝罪を求めることに賛成する」。連邦政府に対し、損害賠償を伴わない謝罪要求訴訟の運動を行うことについて聞くと、橋本ルイス和英さん(89、二世)はそう答えた。当事者として、この国の未来のために勇気を出して声を上げることの大切さを、よく理解しての発言だった。  1943 ...

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