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女性詐欺師が出没―ジャバクアラ、ヴィラ・マリアーナ注意

1月9日(木)

 日本人らしい女性が最近、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区、ジャバクアラ区一帯で詐欺を働いていると、しきりにうわさされている。
 女性はだます相手の友人、知人など人間関係をできるだけ詳しく調べ、「何何さんから届け物を預かっている。今からお届けにあがりたい」と電話する。二、三回電話をする場合が多い。電話をかけて、人の数など家庭内の様子を調べているようだ。部屋にいったん入れると、世間話をはじめ、「わたしは難病にかかっている。医者代、薬代が欲しい」などと切り出し、金をせびる。「家に来る途中に、すりにやられた」といって金を要求するときもある。「メガネを落として困っている。メガネ代を欲しい」と持ちかけることもあり、金銭要求の理由はさまざまだ。七、八十代のお年寄りを狙うケースが多い。
 この女性を家に入れ、メガネ代を要求された人は、話しているうちに、どこかで会ったような気がしてきた。昨年、地下鉄の中でこの女性に同じような手口で被害に遭ったことを思い出し、帰ってもらったという。
 この女性は小柄で太っており、色黒。日本語が上手で、日本人と変わらない。年格好は人によって言うことがまちまちで、不祥だ。

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