5月3日(土)
「開かれた役に立つ総領事館」を目指すサンパウロ総領事館(赤阪清隆総領事)は、領事出張サービスに力を入れている。日ごろ、同総領事館に足を運びにくい遠隔地の日系人に便宜を図ろうと、戸籍担当の領事が自ら各地に足を運んでいる。小嶋義則副領事は「領事が直接お答えすることで、皆様にも安心してもらえるのが特徴」と話す。
出張サービスは、昨年サンパウロ州やミナス・ジェライス州など二十六の町で実施。今年もすでに十二カ所に足を運んでいる。
在外選挙人の登録やビザなど各種申請を受け付けるだけでなく、日ごろ抱えている戸籍などの相談にも応じる。また、会場での待ち時間には、日本各地の文化や風景などを紹介するビデオを上映し、質の高いサービスを目指している。
同総領事館は今後も月に一~二回の実施を予定している。二十一、二十二の両日はリンス市、三十日はインダイアトゥーバ市、六月十一日はマウア市、七月はマットグロッソ市クイアバ市が予定されている。
また、同総領事館によると今年三月末の在外選挙人登録数は、推定される有権者の約三割に当たる一万二千七百十八人だという。
出張サービスの問い合わせは同総領事館(287・0100)へ。