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東西南北

7月11日(金)

 地下鉄イタケーラ駅隣接の草むらで市の公有地に三百世帯が、瞬く間に小屋がけをして住みついた。イタケーラ駅の目と鼻の先に、大スラム街が誕生するのも時間の問題。ビラ・フェリースと命名され、スラム街の市長、サムエルさんは徹底抗戦の構え。ブルトーザーで、取り払われても直後に、再築すると頑張っている。
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 土木技師をリオ州ヴォウタ・レドンダ市の橋で殴る蹴るなどの暴行を加えた上、橋の上から放り投げた若者グループ七人を、リオ州の第九十三警察は九日凶悪犯罪の容疑で起訴した。グループは中流階級でも上の階級に属する家庭の子供たちで、同州バラ・マンサ市に住んでいる。
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 リオ・コンプリード市のエスタシオ大学構内で女子学生が狙撃された事件で、リオ州のガロチーニョ公安長官は、エウトン・ドス・サントス容疑者(一九、通称バタタ、麻薬密売人)を取り調べた結果、狙撃犯として訴追することになったと発表し一件落着とした。事件は五月五日に起き、被害者のルシアーナさん(二〇)は現在も入院しており重体だ。
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 ペトロブラスは、八日に海に落ちたヘリコプターを回収したと発表した。同ヘリは五日午後、トイザ・マリネル号のヘリポートに着陸しようとして、同船のマストに機体の後部が接触し海中へ墜落した。ヘリに乗っていた五人は全員死亡した。

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