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ウー市議選挙事務所開く=「民意吸い上げたい」

8月17日(火)

 台湾人の父と日本人の母を持つサンパウロ市会議員ウイリアム・ウー氏(35)が十月の統一地方選に向け、先ごろリベルダーデ区内に建設中の客家センターに選挙事務所を開いた。事務所開きには、台湾系移住者ら約七十人が出席。コロニアを上げて、盛り立てる姿勢を固めた。
 ウー氏は九八年から政治活動をスタートし、〇一年にサンパウロ市市議に初当選。今回、三期目を目指す。約三年半の間、事業計画案の上程件数が市議一人当たり約四十七件なのに対して、同氏は百九件。バーやナイトクラブでのミニマムチャージ徴収禁止などを提案してきた。
 日韓共催のワールドカップ(〇二年)では、日系・韓国系コロニアの選抜チームによる親善試合を実現させた。ウー氏は「街を良くしていくために、たくさんの民意を吸い上げていきたい」と述べていた。

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