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東京オリンピックのポスターなどデザイン=亀倉雄策展 来月2日~サンパウロ市で公開

1月29日(土)

 東京オリンピックや、大阪万国博覧会のポスターを制作した世界的なグラフィックデザイナー、亀倉雄策さん(1915-1997)の代表作四十九点を集めた展覧会が、来月二日からサンパウロ市のオオタケ・トミエ・インスティチュートで一般公開される。三月二十三日まで。
 ワルシャワ国際ポスタービエンナーレで金賞を受賞するなど、海外での評価も高い亀倉さんは新潟県生まれ。六〇年に日本デザインセンターを設立し、田中一光(故人)、福田繁雄らと並び、日本のグラフィックデザイン界の先駆者として知られる。
 六二年に独立し、国際的なイベントのポスターだけでなく、時代の要求に応えたコマーシャルポスターなど数々の仕事を手掛けてきた。後年その活躍が認められ、紫綬褒章、勲三等瑞宝章などを受章、九一年には文化功労賞。
 今展は日本デザイン協議会の協力で実現する。同インスティチュートと共催の国際交流基金サンパウロ日本文化センターの担当者は「過去四十年の日本の現代史が反映される構成となる」と話している。
 三月二十二日午後六時半から同じ会場で、デザイン評論家の柏木博さん(武蔵野美術大学教授)が講演し、亀倉さんの作品について解説する。
 サンパウロ総領事館が後援、ブラジル日本文化協会設立五十周年記念事業。
 また、この展示のオープニングにあわせて、レイチェル・ロザレンさんのビデオアート「ブラック・レイン反戦企画」が始まる。レイチェルさんは二年前、国際交流基金のアーティスト・フェローシップを得、日本で制作活動。ビデオには舞台役者や舞踏家が出演しているほか、原爆とホロコーストの悲劇を映像と音響で振り返る観客参加体験型の作品だという。三月二十日まで。
 いずれも入場無料。インスティチュートは月曜日休館。火~日曜日午前十一時から午後八時。ファリア・リマ通り201。電話11・2245・1900。

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