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東西南北

3月5日(土)

 セアラ州ソブラル市のスーパーで警備員を射殺したペドロ・B・アラウージョ判事は、発砲は事故だと供述した。犯行現場はカメラに録画されているが、両人はスーパーの内外で口論し、つかみ合った。相手が政府の関係者と見た店主は、入店を許可。判事は手に拳銃を持って入店、近くの人たちが逆上した判事をいさめたが、その直後に警備員の背後から頭部へ発砲した。同州保安局は短慮の殺害とした。
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 サンパウロ州警察麻薬捜査課(Denarc)は二日、サントス市で犯罪組織、首都第一コマンド(PCC)のリーダーとみられるエンリッケ・M・ソウザ(26、通称リッキー)と他三人を麻薬密売容疑で逮捕した。容疑者らはサントス、グアルジャー、プライア・グランデ各市の麻薬取引の大部分を仕切っていたという。逮捕時に大麻十八キロ、コカイン一六〇グラムも押収された。
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 「あの建物からは非常に強いプラスの霊気を感じる。市長はたくさんすばらしいことをしますぞ」。マルタ前市長がカメロー(露天商)を追い払った後、お茶の水橋の上では水晶、貝、トランプを使う七人の占い師が一回十レアルで運勢を占っている。偽造品を売っているわけではないので、市民警備員も追い出せない。「宗教の自由も尊重しないと」と監督官。
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 サンパウロ市で実施中の、車両の市内乗り入れ規制(ロジージオ)を幹線道路に絞る計画が交通技術公社(CET)で検討され、セーラ市長の最終判断を待つだけとなった。交通渋滞は中心部だけでなく、幹線道路の管理がスムースなら市全体が機能する。また渋滞する時間帯の偏りもコントロールする必要がある。CETは要所要所の混雑を徹底して緩和するロジージオ変更案を近く提出する。

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