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大耳小耳

2005年8月10日(水)

 総選挙の公示予定日まであと二十日あまり。候補者にとっては短期決戦となるが、郵便投票を考えている人にとっても時間は限られている。投票用紙の請求から市町村選管での手続き、投票用紙が送られるまで。郵便事情を考えると、余裕たっぷりというわけにはいかないだろう。サンパウロ市内で、普通郵便が最短五日で届いたという話も聞くが……。
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 以前と比較して先進国のレベルに近づいてきたといわれるブラジルの郵便局事情だが…。最近、局員の質の悪さをみた。アエログラマを出したところ、翌日、それが「配達」されて戻って来た。より大きい地区局に持っていって抗議をしたところ、再び受け付けた。アエログラマは封筒、切手、便箋が一枚になっており、購入時の料金のままで半永久的に使用できる簡便な郵便物。たたんで裏と表に宛て先と差出人を記入する。不勉強局員が、差出人の名の所に配達したのだ。
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 六日に行われたパラグアイ・ピラポ移住地での弓場バレエ公演。千人以上の観客が華やかな舞台の虜となった。ピラポのある三世の女の子は「こんなバレエ団があるなんて。ブラジルって凄い!」と感動しきり。移住地には宿泊所がないため、日本人会側はベッドを作って四十人以上のバレエ団を迎えた。弓場側も「熱意が伝わってくる歓迎を受けた。感激した」と喜びの声。公演後、催された歓迎会は大いに盛りあがっていた。
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 印刷会社の関係者によると、コンピューターの普及で最近、日系団体の歴史を紙ではなく、CDやフロッピーで残そうという動きが生まれてきているそうだ。紙のようにかさばらず、費用的にも負担が大きくないのかもしれない。印刷会社にとって、大きな痛手だろう。新しいタイプのコンピューターが開発され、規格などが一新されたら、内容を読めなくなるの?

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