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東西南北

2005年9月10日(土)

 ジルセウ下議は八日、郵便局CPI(議会調査委員会)に召喚を申請した。巷間に同下議に対する誤解やぶ告が彷彿しているため、事実を説明して疑心暗鬼を解くという。倫理審議会の最終報告書で十八人の議員権はく奪対象者リストを作成、同下議が含まれていることに不服の意を表した。同下議は倫理審の判断が証拠のない風聞と精神異常者の告発に立脚したものだと訴えた。申請が受理されなければ、最高裁に権利制限訴訟を起こすという。
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 八日午後、サンパウロ市地下鉄サウーデ駅の切符売り場を襲った強盗三人組と駆けつけた警官らが銃撃戦を展開、驚いた女性や子どもらが地面に伏せるなど構内はパニックに陥った。強盗らは地下鉄警備員の発射したインク弾を浴びた末に逮捕。駅に沿った通りで待っていた仲間らは車で逃げた。強盗らは切符四万五〇〇〇レアル分と現金一一八〇レアルを盗み去ろうとしていた。
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 覆面で顔を隠した三人グループが八日未明、サンパウロ州マリーリア市の地元新聞社とラジオ局の入ったビルに侵入、警備員を人質に取り、スタジオを放火した。新聞の批判的社説が犯行動機と副編集長はみている。
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 セーラサンパウロ市長は八日、サンパウロ市中心街のクラコランジアと呼ばれる地域一〇万五〇〇〇平方メートルを、市公有地として接収する計画であると発表した。決定は官報に公布した。接収予算は、二〇〇七年度予算に組み込むよう市議会に要請した。市議会で接収案が承認され次第、時期や建物の処分が決まる。将来の接収を見込んで、同地域の不動産購入希望者が殺到している。現在は最低の環境のため、評価も二束三文である。

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