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草の根協力=今年6件目=聖総領事館

2005年10月7日(金)

 日本政府はこのたびサンパウロ総領事館(西林万寿夫総領事)を通じて、サンパウロ州バタタイス市の障害者支援施設に対し、約十六万六千レアル(七万三千八百ドル相当)を無償供与した。草の根・人間の安全保障無償資金協力(上限九万ドル)の一環。
 施設は「バタタイス障害者を支える親と友の協会」(APAE)が経営。資金は老朽化した建物の改造費や、リハビリ用機材、治療機器などの購入費に充てられるという。
 五日午前、同総領事館で行なわれた署名式には、西林万寿夫総領事と同協会代表のほか、市長、市議会議長らも出席した。
 同市はサンパウロ市から約三百三十キロ、リベイロンプレット市近郊に位置。APAEは一九七〇年に設立され、現在約千三百人の障害者が通園しながら、教育や職業訓練、リハビリ、セラピーなどの治療、生活支援を受けている。
 同総領事館管内での草の根協力署名式は今年に入ってこれで六件目。

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