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東西南北

2005年10月14日(金)

 下院執行部は十一日、裏金疑惑議員十三人の倫理審議会での審議を決定。うち八人は身の潔白を主張、同審議会の判断を待つとして議員権はく奪回避のための議員辞職を否定。辞職は十七日夕方          ◎
 セウソ・ダニエル・サントアンドレ元市長殺害事件で被害者の遺体を検死し、殺害前に暴行を受けた跡があると証言した法医学者のプリンテス氏(55)が十二日午後、自身の事務所で遺体となって息子に発見された。事務所ビルの防犯カメラには被害者が十二日未明に一人で到着したことが確認されたが、警察は殺人の疑いもあるとみて捜査を進めている。被害者は一カ月半ほど前に風邪から肺炎を患い、今月十日には自分が死んだ場合のその後の処置について記した手紙を息子に託していた。同市長が殺された後、他に六人が殺され、または謎の死を遂げている。
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 児童売春撲滅作戦の一環として連邦道路警察は十二日未明から朝方にかけて、捜査員千四百人を動員して全国規模でガソリンスタンドや道路沿いのバーなどを検挙し、二十七人を逮捕、少女五十三人と児童三人(十歳から十二歳)を補導した。パラナ州(九人)、マット・グロッソ州、連邦直轄区(各八人)で補導者は多かった。
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 来年に選挙が迫る中、保健省は性機能障害を抱える男性に対し、ヴァイアグラなどの薬を公立病院で十一月にも無料で配布することを検討している。薬の配布が優先事項かどうか疑問視しながらも、高額な薬を受け取りに多くの男性が病院を訪れることで、前立腺ガンの対策にはなると泌尿器科医。同ガンは男性のガンの死因として四番目(六%)に位置する。

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