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姉妹の絆一層深まる=エンブー市=日野町に土地を寄贈

2005年10月21日(金)

 サンパウロ市近郊エンブー市と滋賀県日野町の交流が二十五年前に始まったの受け、ブラジルで発足した「エンブー日野友好会」(長田真央代表)に対し、同市は市内公園の土地一部を寄贈した。十五日、ジェラウド・レイテ・ダ・クルス市長、藤澤直広町長らが列席し、設置された記念プレートの除幕式があった。
 当日は公園で「花と観葉植物の祭り」(エンブー地方花卉生産者農業組合主催)が開催されていたため、除幕式は華やいだ雰囲気の中で行なわれた。
 藤澤町長は「温かい協力のおかげで交流も二十五周年を迎え、大変ありがたい。招いていただき感激している」とあいさつ。クルス市長は「日野町との交流は大変光栄だ」と語った。
 続いて、二人は桜とイッペーの苗木を記念プレートの後方に植樹した。
 交流のきっかけは、当時の市長から「姉妹都市の提携先を探して」と頼まれていた日本人男性が訪日し、町を知ったこと。他候補もあったが、温かい歓待を受けた町に好印象を持ち、推薦。その後八四年に提携を結んだ経緯がある。
 「花と観葉植物の祭り」は、二十二、二十三日も開かれる。午前九時から午後六時まで。同公園の住所はアルベルト・ジオサ通り300。

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