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みんなで楽しく盆踊り=モンチ・アズール日本祭り

2005年10月27日(木)

 サンパウロ市近郊のファベーラにあるモンチ・アズール住民協会の日本祭りが、二十二日午前十時から同広場で行われた。主催は日本人ボランティア八人。サンパウロ市内で研修をする日本ブラジル交流協会生を中心に、祭りの運営や書道コーナーの手伝いなどをした。中にはマット・グロッソ・ド・スル、リオ・デ・ジャネイロ州から手伝いに来る研修生の姿も見られた。訪れた住民は名物のやきそばを食べながら楽しい一日を過ごした。
 漢字の当て字や、ひらがな、カタカナで名前を書く書道コーナーは祭りが終わるまで子どもたちの列が絶えなかった。ダンボールの上に半紙を貼り、そこに花の形をかたどった折り紙で飾り付けをしたカードを手にとり「次はママイの名前を書いて」など、一人で何回も並ぶ姿が目立った。中にはTシャツや自分の背中や腕にという子も。
 午後からは、同祭の代表を務めた川原翼さん(22)が指導するチーム・モンチ・アズールによる、YOSAKOIソーラン演舞が披露された。その他、琉球國祭り太鼓、ビリチバ・ミリンがかけつけ、子どもたちのために踊った。
 また、ラジオ体操、子どもたちによる『上を向いて歩こう』などの日本の歌が披露された。集まった交流協会生もブラジルを代表する歌『アーザ・ブランカ』を合唱し、大いに盛り上がった。
 在サンパウロ総領事館からも何人か訪れ、日本人の姿も多く見られた。最後には全員で盆踊りをし、三本締めで祭りが終了した。
 川原さんを始めとする日本人ボランティアらは「大成功に終わってよかった。治安のことを心配していたけど、何も問題なく終わってほっとした。子どもたちが楽しんでくれて嬉しい」と満足した様子で話した。

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