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東西南北

2005年10月28日(金)

 下院憲法法務委員会は二十六日、コエーリョ下議(自由党)が提出したジルセウ下議の議員権はく奪審議中止要請を三十九対十五で却下した。下院倫理審議会は二十七日に議員権はく奪の表決を実施する予定。
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 農務省動物衛生局が口蹄疫に感染した牛の肉を食べても人体に影響ないと発表したにもかかわらず、消費者の間では牛肉購入への不安が広がり、消費は一五%から二〇%減少、小売価格を一〇%下げた肉屋も出てきた。経済研究院(Fipe)は今月第三週の価格が前月同期比で八・四%上昇したと報告したが、来月以降価格が大幅に下がる可能性もある。
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 サンパウロ州グアルジャー市の海岸で旅行者のドイツ人夫妻と友人の乗った車が二人組に襲われ、驚いた夫が逃げようとしたところを犯人らは後部から車を銃撃し、弾が夫(75)の脊髄に命中した。犯人らは何も奪わずに逃走。被害者は命に別状ないが、弾の摘出は非常に難しいという。
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 リオ市のファベーラ・マレーの公立学校前で二十六日朝、敵対する麻薬組織のメンバーらが銃撃戦を展開、児童四人を含む八人が流れ弾に当たって負傷した。けがをした一人を含む密売人らが逃走中。
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 サンパウロ州予算・財務委員会は二十五日、州政府が購入したスクールバス三百六十三台について教育局長官を召喚し、説明を求めることを決定した。深刻なバス不足の中、今年八月以降、農務局の駐車場には新車のバス百十六台が駐車されたままだという。こうした事態を告発した州議員は、購入資金の横流しがなかったかどうか調査する考えを示した。

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