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協力券の賞品売って寄付=奇特な栃木県人会

2005年11月19日(土)

 在伯栃木県人会(横田啓会長)は、十六日午後三時から、寄付金贈呈式を同会館で行った。寄贈先はサンパウロ日伯援護協会(酒井清一会長)、希望の家(木多喜八郎理事長)、憩の園(左近寿一理事長)、こどものその(井口信理事長)の四団体。会場には各団体関係者が訪れ、横田会長から金一封が手渡された。
 寄付金は、三月に行われたブラジル日本文化協会(上原幸啓会長)主催第十三回文化祭り慈善バザーの協力券の一等賞品、自動車「メリーバ」(GM)を売却して得たお金。一部は、同会館サロンや学生寮の改修工事費用に充て、残りを日系四団体に寄付することになった。横田会長は「当選したときから寄付すると決めていた。もっと寄付したかったけどね」と話した。
 憩の園の貴島正子理事は「どの福祉施設も皆さんの寄付で成り立っています。感謝します」。大野孔三希望の家会計理事は「一人ひとりが少しずつでも寄付してくれるのが、嬉しいし、大切なこと」とそれぞれ感謝の言葉を述べた。

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