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男女数初めて逆転=女性側望み高く=援協のお見合い会

2005年11月25日(金)

 男女の数が十年で初めて逆転──。サンパウロ日伯援護協会(酒井清一会長)は二十日、サン・ロッケ市内でお見合い会を実施した。参加者五十五人のうち、男性が三十人、女性が二十五人だった。九六年に開始して以来、初めて男性が女性を上回った。
 お見合い会は、増大する結婚相談に対処するためにスタートしたもの。毎回七十人ほどの参加者があり、三分の二を女性が占めている。四十~五十代の年齢層が中心だ。
 今回は男女比に大きな変化がみられた。担当の平野アリッセ前福祉部部長は「まだ反省会を開いていないので、理由はまだ分かりませんが、男性の飛び入り参加が結構あったからかなぁ」と話す。
 好みのタイプは、女性が(1)生活の安定を保証してくれる(2)仕事をバリバリする(3)高学歴、男性が(1)優しくて性格がおとなしい(2)美しい容貌を挙げている。
 女性が経済面を重視するのは、十年前から変わらない。平野さんは「女性は上流志向が強く、結婚によって今よりも生活レベルを向上させたいと考えているようです」と分析。行動力のある男性に、ラブレターが集中するという。
 最近は、男女ともに帰国デカセギが増加。経済的な余裕をもっているので、相手に求める生活レベルも高くなっているようだ。二十五日午後に反省会を開き、好みのタイプの傾向などを検討する考えだという。

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